紅葉が31枚 ページ33
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優羽「ハァ、ハァ・・・」
つい先程飛び起きた紅月は何度も肩を上下させていた。
いつもの笑顔はどこに行ったのか、とても苦しそうな顔をしている。
秋「紅月さん?」
ちょうど目が覚めた秋はそんな紅月の様子に気付き、声をかけた。
秋「大丈夫?」
慌てて傍により背中をさする。
優羽「・・・」
しばらくすると紅月は顔を上げいつものように微笑んでみせた。
コクリと頷き「もう大丈夫だよ」と目で訴える。
秋はまだ心配そうにしていたが紅月の背中から手を離した。
瞳子「あら、もう起きていたの」
その時、瞳子がキャラバンに入って来た。
瞳子「着いたから、他のみんなも起こしてちょうだい」
それだけ言って瞳子は外に出ていった。
二人は瞳子に言われた通り他のメンバーを起こし始めた。
優羽「・・・」
紅月の目線の先には円堂。
優羽「・・・」
紅月は円堂の体を揺すってはいるが起きる気配が全くない。
無口と円堂。
紅月は普段から無口である為、声を出さずに円堂を起こすのは困難であった。
そして考えついた方法は_____
円堂「痛ってぇぇー!」
ツボを押すというものだった。
円堂の叫び声によりまだ眠っていたメンバーも塔子を除いて次々と起き始めた。
秋「紅月さん、塔子さんは私が起こしておくから、みんなと一緒に外に出てて」
秋に言われキャラバンを降りると、目の前にあったのは国会議事堂だった。
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作者名:和丸 | 作成日時:2019年5月2日 1時