紅葉が22枚 ページ24
NOside
レーゼ｢どうやら試合はここまでのようだ･･･｣
倒れている円堂を見て言う。
レーゼ｢これでお前達も分かったはずだ･･･大いなる力の前では、いかにお前達が無力であるかが｣
円堂｢何、勝った気になってんだよ･･･｣
円堂は痛む体を起こしながら掠れた声で言い返した。
円堂｢まだまだ試合は、終わっちゃいないぜ･･･｣
塔子｢円堂･･･｣
雷門イレブンは円堂が立ち上がる姿を見つめていた。
円堂｢俺なら大丈夫だ、ぐっ･･･！点はやらない！｣
無理をしているのは明らかだ。
塔子｢ダメだよ、みんな！これ以上やったら･･･今度は本当に円堂が！｣
塔子はみんなに試合をやめるよう訴える。
染岡｢円堂は言っても聞かない奴だとは分かってる･･･とにかく一点だ！何が何でも取っていくぞ！！｣
｢｢｢｢｢おおぉー！！｣｣｣｣｣
レーゼ｢フン、愚かな･･･｣
一之瀬にマークされたディアムはレーゼにパスをした。
レーゼは円堂と向かい合っている。
レーゼ｢地球にはこんな言葉がある、井の中の蛙大海を知らず･･･己の無力思い知るがいい！｣
そう言ったレーゼはボールに力をため始めた。
風丸｢何だこれは！｣
染岡｢な、何が起こってるんだ！｣
一之瀬｢必殺技！？｣
ボールは紫色に光り、周囲には風が起こっている。
円堂｢面白い･･･来るなら来い！これ以上点はやらないぜ！！｣
レーゼは足を思いっきりボールに打ちつけた。
『アストロブレイク！！！』
円堂｢今度こそ！｣
円堂はマジン・ザ・ハンドの構えをとった。
『マジン・ザ・ハンド！！！！』
瞳子｢紅月さん！！！｣
優羽｢！！｣
円堂が必殺技を出すのと同時に瞳子は紅月の名を叫び、紅月は驚きながらも咄嗟に走った。
円堂｢な、紅月！！？｣
円堂の目の前にはいつの間にか紅月が立っていて、レーゼのシュートを足で抑えていた。
優羽｢･･･っあぁぁぁ！！！！｣
レーゼ｢何！？｣
そして何と紅月はレーゼのシュートを打ち返し、敵のゴールネットを揺らしたのだった。
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作者名：和丸 | 作成日時：2019年5月2日 1時
