story＊67 会いたくない人 ページ24
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「…そう言えば、ハンジが立案している巨人の捕獲作戦はやっぱり許可降りないの？」
話を逸らすようにして質問した私に対し、エルヴィンは一息吐くと、
「ハンジにも何度も言っているが、危険が大きすぎる。人員も常に不足してる状況だ。今の調査兵団にそんな余裕はないな」
「…それはわかってはいるんだけど、…ハンジ、一人で突っ走っちゃいそうで…」
見ていて心配になる。
モブリットと同じく、傍で見ているこっちが寿命が縮まりそうだ。
「あぁ…、それも考慮はしているが…」
「巨人のことを少しでも多く知ることで、そこに勝機が生まれる。…私もそう思う」
「………」
「ハンジも必死なんだよ。無理は承知だけど…もう一度考えてみてよ、エルヴィン」
「……そうだな」
エルヴィンは目を伏せるとそう答えた。
『とりあえず』の返答。
団長室を後にし、受け取った書類に視線を落とすと思わず小さな溜め息をつく。
せっかくハンジに書類渡すように頼んだのに、これじゃ意味がない
結局、顔合わせる羽目にな…――――
廊下を歩きながらそこまで思ったところで、私の思考回路は停止した。
何故なら、目の前でメチャクチャ眉間に皺を寄せた不機嫌全開の人類最強が私を睨めつけていたからで……
「……え？メチャクチャ顔怖いんですけど。いきなり悪人面全開で睨めつけられるってどういこと？」
「……どういうことだろうな。テメェの胸に聞いてみろ。…お前、俺のこと避けてるだろ？」
「別に、避けてなんかないよ」
即座にそう答えた。
ほとんど反射的に。
それに対しリヴァイの目つきが更にきつくなる。
「あ、そうだ。これ今エルヴィンから渡すように頼まれたの。丁度よかった。それじゃあ…」
そそくさと書類を渡し、その場を離れようと向きを変えた。
すると…
ｶﾞﾝｯ！！
………え？
私の行く手を阻むように、リヴァイが壁との間に片足を上げた。
―っていうか、片足ついた壁に軽く穴空いちゃってますけど…！？
「ちょっと何してんの！？器物損壊だよコレ！」
「うるせぇ。誰のせいだ」
「は？自分がやったんでしょ！？」
「俺のこと避けてるだろ？正直に言え」
有無を言わさず相変わらずの鬼の形相。
「だから、別に避けてないって…―――」
そう言いかけたところで、突然肩を掴まれたかと思うと強引に壁に押し付けられ、今度は思い切り壁ドンされた。
正面から見つめられ、思わず視線を逸らす。
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ああ - 続きがめっちゃ気になります！ (9月12日 17時) (
レス) id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 更新待ってるよ〜 (9月12日 17時) (レス) @page39 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - いつまで待ってるよさん» コメントありがとうございます！更新待ってくださってるということでしょうか。ありがとうございます（泣）。続きもう少しで更新できそうです。頑張ります！ (2021年4月19日 23時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
いつまで待ってるよ - みゃー (2021年4月13日 16時) (レス) id: 96589efb3e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ミカサさん» コメントありがとうございます！更新お待たせしてすみません！待っていただきありがとうございます！ (2021年3月21日 22時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
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