story＊57 愛ゆえに ページ14
・
…どうして……――――
気づくと、一粒の涙が私の瞳からこぼれ落ちていた。
静かに
ゆっくりと
その雫は
闇に溶けていく…
「……な…んで…言うのよ…―――」
私はそんなに強くない
認めたら手放せなくなる
死ぬのが怖くなる
あなたの声を聞けなくなるのが怖い
あなたに触れられなくなるのが怖い
あなたの温もりを感じられなくなるのが怖い
今、目の前にある全てを失うのが怖い
たまらなく―――怖いんだよ…
「…………馬鹿…」
気づいたら、震える唇でそう呟いていた。
私が返したこの上なく酷い言葉に、リヴァイは怒るわけでもなく、私に覆い被さったままゆっくりと小さく息を吐いた。
「…何なんだ？その答えは…。まあ、いい。お前が答えられる時が来たら答えろ。それまで待っててやる」
その優しい言葉がどれ程残酷なものなのか、
あなたは知らないんだね……
「…だから、待ってやる代わりに…このまま抱かせろ」
「――…んっ」
言葉を待たずに、塞がれる唇。
すぐに侵入してきた舌は、いとも簡単に私の理性を崩していく。
両手首を押さえていた手は、いつの間にか指先を絡み合わせるようにして重なっていた。
「…んっ…リ…ヴァイ……ッ」
深く重り合う唇。
抵抗する術を持ち合わせてなくて、私はそのまま身体の熱を預ける。
嬉しかった……
あなたがくれた言葉が
あなたが伝えてくれた想いが
言葉で返せない代わりに、こうしてあなたに身を委ねるのはズルイことだってわかってる。
わかってるけど……
狭いソファーの上で、リヴァイの舌が指が…私の肌を愛撫していく。
熱を上げてゆく身体、荒くなっていく呼吸、止まない吐息……
そのままソファーの上で身体を繋げ、その後寝室へと身を移すと、再び身体を求め合った。
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ああ - 続きがめっちゃ気になります！ (9月12日 17時) (
レス) id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 更新待ってるよ〜 (9月12日 17時) (レス) @page39 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - いつまで待ってるよさん» コメントありがとうございます！更新待ってくださってるということでしょうか。ありがとうございます（泣）。続きもう少しで更新できそうです。頑張ります！ (2021年4月19日 23時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
いつまで待ってるよ - みゃー (2021年4月13日 16時) (レス) id: 96589efb3e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ミカサさん» コメントありがとうございます！更新お待たせしてすみません！待っていただきありがとうございます！ (2021年3月21日 22時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
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