お兄ちゃん２ ページ19
北人 side.
健「A〜〜〜っ！！元気だった？ちょっとみない間におっきくなったね〜！しかもまたかわいくなってるじゃん！」
「ちょっお兄ちゃ…か、髪が崩れる！」
Aに飛びつき頭をわしゃわしゃと撫で回すのはAのお兄さんである健太さん。にこにこと笑ってる健太さんはぱっちりとした二重に大きな目、彫りの深い顔で顔が整っている。さすがAのお兄さんって感じ。
健「こんなかわいかったら変な男が寄ってくるでしょ？困ったなあ、おれ妬いちゃう」
「もう、そんなことないから！っていうかお兄ちゃん今までどこ行ってたの！？」
健太さんは高校を卒業したあとよくふらっといなくなることが多くなった。放浪癖っていうか、ふらっとどこかへ旅に出ては忘れた頃にふらっと帰ってくる、みたいな。
健「あは、ごめんね？A寂しかったでしょ〜」
「べっべつに寂しくなんかなかったもん！呆れてるだけ！」
……むっとしながら強がるA、めちゃくちゃ可愛い。っていうか健太さん、こんなふわふわした喋り方してるけど本当は、
「あれ〜こんなとこでお前らに会えるとはねぇ」
壱「あ？だれお前ら」
樹「この間喧嘩売ってきた奴らっすよ」
北「…いちいち覚えてねえよそんなの」
「ゴチャゴチャ言ってんじゃねえ！今日こそお前らぶっ潰してそこの女もらってやるよ！」
健「…………あ゛？」
ふわふわした喋り方も、にこにこ可愛かった笑顔もどこかへいった健太さん。そう、健太さんは俺たちの地元で"最強"と言われてる人だ。
健「てめえら誰の妹に手出そうとしてんだよ」
「あ？誰だてめえ」
「っおい待て！こいつ…か、神谷健太…っ」
健「俺の妹に手出したら……分かってるよなあ？」
さっきまでの可愛らしい健太さんからは想像もできないような低い声とにやりと笑った表情に相手の男たちだけじゃなくその場にいた俺たちまでゾクっとした。…さすが、地元一の不良。
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 594人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あや - 読ましてもらってますこれからもがんばってください！！！！！！！！！！！ (2019年9月29日 13時) (
レス) id: 674af23c92 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 佐野慎さん» ありがとうございます！わたしもまことくん推しでついまことくん贔屓になるのでぜひまこ推しの方に読んでいただきたかったので嬉しいです、、！ (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 狼さん» ありがとうございます、、！これからも守られますよ〜〜！！ (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - さくらさん» お返事遅くなりました、、ありがとうございます！これからも更新頑張ります！！ (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
佐野慎(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！！まこっちゃあああん(推し)！！無事であってほしいです…！急なコメント失礼しました笑。 (2019年9月15日 20時) (レス) id: eb52afa9d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぺこ | 作成日時：2019年8月31日 13時
