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お兄ちゃん ページ18

樹 side.




いつもみたいに六人で歩く帰り道。
ワイワイしながらみんなで歩くこの時間が俺は好きだったりする。絶対そんなこと言わないけど、安心する。俺の隣で笑ってるAの笑顔見てたら幸せだし。


翔「あ、そういえば…」


俺たちの前を歩いていた翔平が俺たちの方へ振り向いてすぐ目を見開いて「え、」と声を漏らした。翔平の反応に訳がわからず思わず俺たちも後ろを振り返った途端、「A!」と言いながら俺の隣にいたAに抱きつく男の影。


慎「A!!!」
樹「ってめえ!!!」
翔「あ、おい慎!樹!」


真っ先に反応したのは俺とまこっちゃんで、Aに抱きついた男に二人で殴りかかろうとした、けど。Aに抱きついていた男はふっと笑って軽やかに交わしたかと思えば俺の腹に一発拳を入れ、まこっちゃんを投げ飛ばした。

樹「っ………、」
慎「いって……、」
壱「慎!樹!」
北「なんだよあいつ…!」
翔「いや、あの人…」
「まこ!いっくん!!」


壱馬さんと北人さんに続いて慌てたように俺とまこっちゃんへ駆け寄ってきたAがすぐに男をキッと睨んだかと思えば立ち上がり、スタスタと男へ向かって歩き出した。


樹「A!!」
慎「おいバカ!やめろ!」
「いきなりあんなことしないでよ!お兄ちゃん!」
北「……え、」
壱「おにい………?」
翔「だから止めたのに…」
慎樹「「お兄ちゃん!?」」


男の顔をしっかりとみてた翔平は呆れたように頭を抱えてて、そんな翔平以外は驚いて声を張り上げた。そんな俺たちを見て可笑しそうに笑いながら、かけていたサングラスを外した……Aのお兄ちゃんの、健太さん。


健「みんな久しぶりだねえ」


にっこり笑う健太さんに、俺たちはぽかんとしたまま言葉が出なかった。







お兄ちゃん2→←昔のこと



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あや - 読ましてもらってますこれからもがんばってください!!!!!!!!!!! (2019年9月29日 13時) (レス) id: 674af23c92 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 佐野慎さん» ありがとうございます!わたしもまことくん推しでついまことくん贔屓になるのでぜひまこ推しの方に読んでいただきたかったので嬉しいです、、! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 狼さん» ありがとうございます、、!これからも守られますよ〜〜!! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - さくらさん» お返事遅くなりました、、ありがとうございます!これからも更新頑張ります!! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
佐野慎(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!!まこっちゃあああん(推し)!!無事であってほしいです…!急なコメント失礼しました笑。 (2019年9月15日 20時) (レス) id: eb52afa9d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺこ | 作成日時:2019年8月31日 13時

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