Dangerous boy.

15（pink） ページ16

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.









何度も逝かされて




体力も限界に近づいていた









躊躇のない紫耀の手の動きに









『ひゃぁぁぁっ…んんっ…い…くっ…』





何度目だろうか









何度目か分からない絶頂を迎えると同時に



私は意識を失った。









『んっ…』









重たい瞼を開ければ



白い天井。









あ、れ…？



たしか 私は紫耀に、






混乱しながら体を起こすと









――あら、目が覚めた？貧血で倒れたって平野くんがここまで運んでくれたのよ？




保健室の先生の声。









…貧血


誰のせいで こんな、









割り切れない思いでまたベットに横になる。









―― 運んでくれたんだ。 紫耀が、か…




付き合ってた頃

私はひ弱でよく貧血で保健室に行くことが多かった。









あの頃も確か紫耀がよく一緒に付き添ってくれたっけ。








なんだか懐かしくなって









嫌いなはずなのに




ほんの少し だけ 嬉しくなった。

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