【ONEPIECE】吸血鬼は死の外科医に拾われる【リメイク前版】 (ページ6)

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ロー side

ノースブルーのとある島。

比較的人口が多く栄えた国があるこの島には、多くの人が生活し、店なども立ち並ぶ華やかな街並みが広がっている。

その裏。

国の中心にある島から少し離れ、目立つ建物と建元の隙間を何本か進むと、所謂“スラム街”のような、薄暗く不清潔な上治安の悪いエリアが広がっていた。

そんな場所はどこの国に行っても必ず存在する。そういう場所にこそ俺は用があるのだ。

この日は次の島へと向かう前に、いくつかの薬品を仕入れたくて、俺は薬の類を売ってくれそうな店を探しに来ていた。
用は済ませたものの、店の奴に無茶を言ってかなりの量の薬品を注文した事もあり帰りが遅くなってしまった、この国を出るのは明日だな。

とりあえず取っておいた宿に戻るか。

と、歩き出して暫く経った時だ。

突然、パァン、パァン、と乾いた音が静まり返った街に響いた。
音の大きさからしてもかなり近いだろう。

……こんな深夜にドンパチやってる奴らが居るなんて。
真逆、海軍なんてこともないだろうが。いくらここが裏町だとはいえ、比較的平和なこの国で一体なんの騒動だ。