【ONEPIECE】吸血鬼は死の外科医に拾われる【リメイク前版】 (ページ24)

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「そりゃスゲェな。テメェ、まさかそんな見た目してるが能力で成長が止まってるだけ、なんて事はねぇだろうな。」

「真逆。私の能力にそんな力は無いですよ。……まぁ、実年齢より幼く見られる方が多いですが…14歳です。もう立派なレディですよ」

……14歳か。20歳目前の俺から見れば十分ガキだな。とそう思った。
まぁ、確かに少し幼いようにも見えるが、ぱちりとした大きな瞳と小さい顔、低めの身長がそう見せるだけで、
確かにちゃんと立派な“レディ”だと感じる。振る舞いも、聡明さも。

「……で、お嬢さん(レディ)は何か目的があってこの島に滞在してるみたいだが。目的は何だ？」

そう問いかけると、また驚いた、とAは目を見開いた。「悪いが持ち物を少し見させてもらった」と返すと納得したかのようにまた柳眉を下げる。

「私の事情を聞いて、どうするおつもりですか？」

「……さァな。聞いてから判断する。」

そう言ったものの、俺はこの時点で既に、彼女に手を貸す事を視野に入れていた。
何故なら、
既にコイツを俺の航海に連れ出したいとーー。

そう、思っていたから。