【ONEPIECE】吸血鬼は死の外科医に拾われる【リメイク前版】 (ページ23)

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お互いに自己紹介をした。
それはつまり、まァある程度の手の内を明かせる程度には警戒を解かれたということだろう。

「何故俺の事が分かった。」

「多分、あなたと同じ簡単な推理ですよ。
私の傷の手当の仕方。宿の状態。それにさっきの説明。おそらく私の傷を見る事が出来たのはほんの一瞬の筈なのに、どんな傷か性格過ぎるほど把握してた。

北の海(イーストブルー)のこんな辺鄙な島で私みたいな人間を見て『化け物』だと大騒ぎしないってことは、少なからず悪魔の実については知っているみたいだし。

それに、どうして“体内に残弾が無い”って言いきれたのかなぁって思って。
貴方みたいに聡明な方が、確定して居ない事象を軽々と言い切る事はなさそうだったから、それなら一瞬で“私の中を正確に観る”ことが出来たのかなぁと予測しました」

淡々と語った後、「7割は確信、残りの3割はただの想像なんですけどね」と言う。それでもそこまで予測することが出来れば充分すぎる洞察力だ。