[d!]上の人達が仲間割れしてるのマジで草生えない程ヤバイ 軍パロ

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「…え、えっと?どうか…したんですか?」

じっと此方を見るオーバーオールに対してそう言うと、オーバーオール青少年は舌打ちをしてこう言った。

「お前、またはぐらかすんか。流石にそろそろ苛々してくるんやけど」

私が一体何をはぐらかしたって言うのよ…
昨日こっそりケチャップぶちまけた事かな?いや、あれは本当にすみません。はい。

「…何や、無視か。俺の大切な人傷付けたのにか?」

え、ケチャップ愛好家だったの?
悪いことしちゃったなぁ…ってなるかボケ。

思いっきり人って言ってるでしょ人って。
でも私一瞬本当にケチャップ愛好家かと思ったわ…

「あ、あの…人違いじゃっ!?」

突然胸ぐらを掴まれ、足が地から浮く。

わぁ、空を飛んでいる気分だぁ…(白目)

あ、でもこれ苦しいわ。酸欠になる。

「人違いな訳あるか!」

おう、急に叫ぶなビックリするから。
こういうときって意外と頭冷静でどうでも良いこと考えるよね。

「い、やっ…人違いです!あと苦しいんで下ろしてもらま」

そこで私は、ある事実に気付いてしまった。
私は今、このオーバーオール青少年に胸ぐらを捕まれている。
それで苦しいから腕を触り手を見たところ。

…指輪が付いている。

指輪が付いているという事は、この人は結婚している。

んで、前リアさんが言ってたシャオ…ロイ?って人がアザミさんと婚約してるって言ってたから…

この人シャオロイさんじゃね?
で、前教えてもらったのは幹部の人について…あっ

「ちょ、いやホントに人違いです。私リアさんじゃありませんよ」

「…え?」

シャオロイさんがつかんでいた手を離し、私は床にドサッと倒れ混む。
下がカーペットで良かったよカーペットで。

それでも痛いもんは痛いけど。
ってそれよりも。

「えっと…何かあったんですか?」

事情を聞かないと、私の気がすまない。

そう聞くとシャオロイさんは申し訳なさそうに此方を見て言う。

「あ、いや…すまんかったな。…えー」

「Aです」

「うん、おっけーAちゃん」

いやんなことはどうでもEんだよ。
事情教えろや事情!

「…実はな、俺が居ない間にアザミっていう俺の婚約者がな?
　嵌められて…それで…」

そこまで言うと、シャオロイさんは口を閉じて黙り混んでしまった。
そして目に涙うっすらと出てきて、震える声でこう言った。

「彼奴、復習で皆殺そうとしてるんや」

そう言われた私は、ただただ黙ることしか出来なかった。

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