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食堂に向かっている途中、何やら慌てている様子のアザミさんが居たので、少し声を掛けてみる。

彼女は資料をたくさん手に持っていて、今にも落ちそうだ。

「あの、どうかしたんですか?」

az「あ…すみません、邪魔でしたよね。直ぐにどきます」

どうやら会話は成立しないらしい。
俺嫌われてるの?

「…あの、どうかしたんですか」

もう一度声を掛けてみると、アザミさんはハッとしたように此方を向き、明るい声でこう言った。

az「なんでもないよ、新人A。私はちょっと疲れてるだけだからさ!」

ははっと笑う彼女の笑顔は、作り物の様で。

恐らく、強がっているのだろう。

なぜ強がるのかは知らないが、これは果たして止めた方がよろしいのか?

自分が何もできずに突っ立っていると、アザミは手に持った資料を落としてしまい、慌ててそれを拾っている。

自分も拾おうと思い、資料を手に取ると奥の方から何やら銃声が聞こえてきた。

自分は驚いてしまい、つい叫び声をあげてしまって少しだけ恥ずかしくなる。

一方アザミは驚かず、ただ淡々と資料を拾っていた。

自分も拾うのを再開する。

それに気づいたアザミはやらなくて良いよと言っていたが、まあ無視。悪いけどね。

その後無事に全て回収し、俺とアザミは解散した。

解散する前のアザミは、どこか表情が柔らかくて。

何だか自分も心が軽くなったような気がした。

と、ここで本来の目的を忘れる所だった。
食堂、食堂。

歩きながら進んでいると、メイドさん達がこそこそ何かを話していた。
が、そんな事はぶちゃけどうでもいい。

俺はメイドさんたちを綺麗にスルーし、食堂へと向かう。

そういや、今日はスープ。
調理師…ちゃんと元に戻ってるかな?いやまあ、前のらっだぁさんでも良いんだけど。

やっぱり、ちゃんとした物を食べたいよな。

しかし、そう思い通りにさせてくれないのが神様。
食堂に着くなり手前に居た一般兵が

「このスープやべえよ、ほら」

と笑いながら言っていたのだから。

こそっと覗いてみると、そこには豆乳?スープがあった。

何だ、普通のスープじゃないか。何がおかしいんだ?

そう思いながらも昨日の場所へ向かう。

すると、昨日と同じ青いニット帽。
…フラグ一級建築士じゃん、俺。

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やよい(プロフ) - 2ページの全線は前線じゃないでしょうか…?間違っていたらごめんなさい (2022年12月31日 8時) (レス) id: 6344bed79e (このIDを非表示/違反報告)
cos(プロフ) - このコメントアウトだったら申し訳ないですが…モブ山って兄さんっぽくないですか…? (2022年8月15日 22時) (レス) id: 3421ec45eb (このIDを非表示/違反報告)
空白ちゃ(プロフ) - Bぃぃぃぃ?!?!続き気になりすぎる…更新頑張ってくださいぃ、、 (2022年2月17日 0時) (レス) @page33 id: 734559e3e4 (このIDを非表示/違反報告)
匿名USAGI - ハンバーガーwwwこれ、動画で見たときめっちゃツボってましたww (2022年2月13日 22時) (レス) @page31 id: f334210af3 (このIDを非表示/違反報告)
塩素(プロフ) - モブ山モブ太郎めっちゃ好きやねんけどw (2022年2月12日 20時) (レス) @page3 id: 7e79a916c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そよ風を添えて | 作成日時:2022年1月23日 22時

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