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「では、これから係を決めていきます。書記、必要な係書き出して」
「はい」
そう言うと、せっせと手を動かし始めた。
姫役はもちろんのこと、小人や小道具、大道具に照明まである。これだとクラス全員仕事がある。
「委員長、くじができました」
「ありがとう。それでは端の人から順に引いていってください」
待ってもうくじできたの?少し早すぎやしないかい?このクラスの生徒会優秀すぎ。これは先生も欠伸しちゃうよね。
「引いた人はまだ見ないでください。みんなで一斉に見ます」
委員長の言葉を聞いて、引いたくじを見つめる。
小道具か照明か。服作るのは衣装係かな。じゃあ衣装係がいいな。
最後の一人が引き終わったようで、席に着く音が聞こえた。
「では確認してください」
そう言うと、紙を開く音が周りからした。
「お前何だったー?」
「照明」
「うわ、うらやまし!俺小人だよ……」
「やったね」
嬉しそうな声も悔しそうな声もする。これも劇の醍醐味だよね。
「修也は何だった?」
気難しい顔をしている(この時、ちょっと父親に似てると思ったけど言わないよ)修也に声をかけると、暗い声が返ってきた。
「…………小人」
「こ、小人か」
「正直、ものすごくやりたくない。が、そうと決まったからにはやらなきゃな」
「おお!その心意気に拍手」
でも修也が小人をやったら、それはそれで面白いと思う。というか、可愛いー!つって女子からさらにモテそう。
「お前は何になったんだ?」
「私?私はねー………」
そこまで言って私は言葉を失った。
円堂の「あ、俺王子様役だ」の一言と共に、今度は私が燃え尽きていった。
くじには、副委員長の綺麗な字で“姫役”と二文字並んでいた。
「ひ……姫役……。Aが……」
修也の深刻そうな声が聞こえた。
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レイ - 続きお願いします! (2022年5月15日 17時) (レス) @page32 id: c51717b503 (このIDを非表示/違反報告)
冷(仮) - 葉兎野鳥さん» 私、この作品好きです!更新楽しみにしております! (2019年1月10日 1時) (レス) id: 43543d3530 (このIDを非表示/違反報告)
葉兎野鳥(プロフ) - 鈴松信@違反報告する時は声かけてね(´;ω;`)さん» コメントありがとうございます。二人は基本的にそういうことが得意な設定です。仲は良いけど付き合ってません。お互い友達という認識です。男女の友情は成立します! (2018年12月3日 18時) (レス) id: fad212b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴松信@違反報告する時は声かけてね(´;ω;`)(プロフ) - 山田んと田中んいい仕事するなぁ…w (2018年11月24日 12時) (レス) id: e085487720 (このIDを非表示/違反報告)
葉兎野鳥(プロフ) - ぴーさん» 私もこの二人大好きです!いでよ、私のやる気! (2018年10月27日 19時) (レス) id: fad212b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みどりんご x他1人 | 作成日時:2018年9月23日 16時