恋をしたのは一つ上の先輩でした。 (ページ10)

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ろくページ10

　
　
　
ちょっと小走りぎみでコンビニに向かう。
あ、あれは…！

坂「先輩！」

浦「おう。いや～寝過ごすかと思ったんだけどなw」

坂「僕のイメージどんなんですかw」

浦「う～ん・・・ただのあほ？」

坂「ひどくない！？」

浦「まぁまぁwとりあえず家行こうぜ。」

坂「はーい！」

家に着くまで先輩と色々話した。
部活の事、勉強の事、先生の愚痴、友達の事。
それぞれの話をして聞いて、笑いあって、共感して…………
知り合ってたったの2日で、先輩の色々知れた気がする。

浦「着いたぞ。ちょっと待ってて鍵開けるから。」

うん。確かに通学路同じってのは昨日知った。だから結構家近いのかな？とも思ったよ。いやまさか………………

僕の家の裏とは思ってなかったわ………

坂「まじか……」

浦「ん？どうした坂田？」

坂「っ！なんでもないです！」

浦「そう？さ、入って！」

坂「お邪魔しまーす！」

浦「いらっしゃい！俺の部屋は二階にあるんだよ。」

坂「へぇー」

階段を上がり、"わたる"と書かれた看板の部屋に入る。

浦「飲み物とお昼取ってくれるからくつろいでて～」

坂「はーい。」

ｶﾞﾁｬ

やっぱり、部屋綺麗だなぁ。
本棚には難しそうな本とか辞書があって、いかにも勉強できる人の部屋って感じがする。

ｶﾞｻｶﾞｻ

坂「っ！？」

な、なんや……どこから音聞こえたんや？

ﾂﾝﾂﾝ

っ！？足になんか触った…。
ゆっくり下を見ると………

みゃー

坂「ね、猫？ずいぶん丸いなw」

そこに居ったんは、全身こげ茶色の丸くて小さい猫やった。

先輩が飼ってる猫なんかな？

坂「はじめまして、僕坂田っていうんよ～よろしくにゃ～」

みゃ～

可愛いｯ！！めっちゃすりよってくるやん！！めっちゃ人なつっこいやん！！もう、やんやろ！可愛い！！←語彙力よ。

坂「お前可愛いにゃ～♪」

浦「…っwあっ…」

坂「えっ！先輩！？いつからおったんですか！」

浦「えw坂田がやまだを見つけた時からw」

坂「～～っ///」

最初っから居ったんか～～//

坂「めっちゃはずい…///」

浦「あははｯ！にしてもやまだがすぐ人になつくなんて珍しいな。」

坂「えっ？そうなんですか？」

浦「うん。早くても一週間ぐらいはかかるぞ。」

坂「へぇー……お前～僕のこと気に入ったんか？」

みゃー！

坂「そうかぁ～！ありがとうなぁ～！」ﾆｺｯ!

浦「っ…//」