恋をしたのは一つ上の先輩でした。 (ページ43)

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さんじゅうきゅうページ43

　
　
　
「いらっしゃいませ！」
と声をかけられる。「一応俺の後ろに隠れとき。」と千羅に言われ後ろに隠れる。千羅の背中から席の方を見るとお客さんがいっぱいいた。カーテンがあるから多分あの後ろで色々準備してるんだろうな。

千「おぉ、さすが志麻君やうらたんがおる教室、大人気やなぁ。」

坂「そ、そうやな。」

志「あっ！千羅さんやん！」

と志麻君がやって来た。
さ、さすがイケメン。めっちゃカッコいい……執事服、正式にはえんびふく？を着こなしてる。イケメンって怖いね。

志「千羅さんだけ？」

千「いや、一応こいつもおるで。」

坂「や、やっほー」

志「おう！ってまだビビってるんか？」

坂「だ、だってぇ……」

志「まぁ少し気抜きぃや。あ！とりあえずお席案内しまーす。」

「軽い執事やなw」なんて千羅がツッコミを入れながら窓側の席に案内された。
席に座ると志麻君がメニューを渡してくれた。

志「ご注文が決まりましたら、お呼び下さい。……どう？カッコいい？」

千「それが無かったら褒めてたな。」

志「えぇー千羅さんのケチ。」

千「誰がケチや！」

坂「あはは…」

・・・そういえば、浦田さんの姿を見てなぁ…準備する側におるんやろか？

坂「むぅ……」

志「？・・・あぁ！そうゆうこと！」

坂「ん？どないしたん？」

志「しゃーないな！！さかたんだけ特別やで？」

坂「ん？？」

志「なんでもない！で、注文どうする？」

千「そうやなー、じゃあコーヒーで。」

坂「僕、オレンジジュース。」

志「はーい！ちょっと待っとき！」

そう言って志麻君が、カーテンの方に戻って行った。

執事があの言葉使いでいいのだろうか？とか思いながら千羅と話して待っていた。

しばらくして「お待たせしました。」と声がした。上を向くと見たかった顔がいた。

浦「お待たせしました、コーヒーとオレンジジュースです。・・・ってお前らか。」

千「うらたん似合ってるでw」

浦「笑うなよ。はぁ…」

千「いやぁ、まさかほんまに着てるとはなw」

浦「……張った押すぞ？」

坂「・・・」ﾎﾞｰ

浦「さ、坂田？」

ただカッコいい。志麻君もカッコよかったけど、やっぱり浦田さんもカッコいい・・・