恋をしたのは一つ上の先輩でした。 (ページ32)

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にじゅうはちページ32

　
　
　
～お昼休み～

坂「おばちゃ～ん♪」

高母「あら、坂ちゃんじゃない！」

坂「おばちゃん！高木先輩からにゃんこパン毎日くれるって言われたんやけど！」

高母「あぁ！うちの子が昨日からずっと頼んでたのって坂ちゃんのためだったのね。」

坂「うん！で、ある？」

高母「あるよ～はい！」

坂「よっしゃー！！」

高母「もちろん毎日用意するようにがんばるからね！」

坂「ありがとう！！あ、でも無理しちゃあかんよ？」

高母「ふふっ、坂ちゃんは優しいね～大丈夫よ、私はまだまだ元気なんだから！」

坂「そう？……うん、そうやな！ありがとう！」

高母「これからもよろしくね！」

おばちゃんと少しお話をしたあと、中校舎の空き教室へと向かった。

坂「こんちゃー！！………あ？」

志「あ、さかたん！良いとこに来た！！」

坂「え？どゆこと？」

志「とりあえずパス！！」

坂「パ、パス！？」

ｶﾞﾗｯ!!………ﾋﾟｼｬ…

え、えぇー、なんなんもー…
それにしても、志麻君どうしたんやろ…

浦「・・・坂田？」

坂「浦田さん？どうしたん、スゴい暗いけど？」

浦田さんが教室の隅で丸まっていた。

浦「・・・。」

坂「・・・。」

浦「・・・。」

坂「いや、なんか喋って！？」

浦田さんがなんも喋らへんねんけど！
スゴい怖いよ！！

坂「うーらーたーさーん！！」

浦「・・・何？」

坂「……お昼食べよ！」

浦「・・・うん。」

よし、とりあえずはお腹を満たさないといけないやろ！

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千「坂田、購買のとこにおらんかったけど、どこ行ったんやろ。」

志「千羅さーん！！」

千「ん？志麻君？」

志「今、空き教室で浦田さんとさかたんがおるねんけど、行かん方がええで！」

千「なんで？」

志「・・・浦田さんの嫉妬がヤバイねん。」

千「？まぁ、行かん方がいいねんな。なら中庭でお昼食べよか！」

志「おん！」