恋をしたのは一つ上の先輩でした。 (ページ25)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:30,781 hit

にじゅういちページ25

　
　
　
坂「し、執事コス？」

女1「そう！この学校はね、体育会より先にお祭りがあるのよ。」

坂「お祭り？」

女1「そう。そのお祭りはね、2年生と3年生が、1年生を歓迎するお祭りなの。」

坂「へー。」

女1「そのお祭りで私のクラスがメイドと執事喫茶になったんだけど…」

もうその時点ですごい浦田さんが反対したと思うんだけど？

女1「浦田君がね………」

～回想～

女1「浦田君、お願い！！」

浦「嫌です。」

女1「なんで！」

浦「恥ずかしいからです。」

女1「そこをなんとか！！」

浦「嫌って言ったら嫌です！」

女1「これの一点張りなのよ。」

坂「・・・それって志麻君は…」

女1「自分からやるって言ってくださったわ！」

さ、さすが志麻君や……

女1「と言うことで！お願いね！」

坂「え！？でも、僕も絶対説得できないと思うんですが…」

女1「ふっふっふー、そう言うと思ったわ！君、名前は？」

坂「さ、坂田です。」

女1「坂田君ね。今日の放課後、というか先生の話が終わった瞬間、2年A組に来てくれる？」

坂「は、はぁ…」

「お願いねー！」と言いながら先輩は自分の教室へと帰って行った。
僕も戻ろ…

教室に戻ると……
◇教室に戻ると千羅が心配そうに僕を見てきた・・・
ゲームって良いよね。

千「坂田！大丈夫か？あの人になんもされてへんか？」

坂「僕は大丈夫やけど……浦田さんがヤバイかもな…」

千「ん？うらたんが？」

千羅にさっきの事を説明すると爆笑しはじめた。

千「はっ！？wwあのうらたんが、執事コスすんの？www」

坂「笑いすぎちゃう？…w」

千「坂田も笑ってるやんww」

坂「お前につられたんだよw」

千「で、坂田一人で教室行くん？心配やったら俺も着いて行くけど。」

坂「あぁ、大丈夫やろ。別に浦田さんが来るまで閉じ込める、とかせんと思うし。」

千「・・・お前、フラグ立てたぞ。」

坂「そんなこと言うなや！w」

なんていいながら、授業を待っていた。
しばらくして先生の号令とともに授業が始まった。