恋をしたのは一つ上の先輩でした。 (ページ11)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:30,782 hit

ななページ11

　
　
　
浦「っ//…そろそろお昼食べないか？」

坂「はい！食べたいです！」

浦「ん。はい、オムライス。」

坂「わぁ！ありがとうございます！！」

出来立て感があって、とてもいい匂いがする……普通に美味しそう…。

浦「俺が作ったから味は保証はできねぇけどなw」

坂「えっ！？先輩が作ったんですか！」

浦「え、あぁ…まぁな。」

坂「おぉ！じゃあ、いただきまーす！！」

浦「ん、召し上がれ。」

ﾓｸﾞﾓｸﾞ………っ！

浦「ど、どう？」

坂「お、美味しいｯ！！こんな美味しいオムライス初めて！」

浦「お、おぅ。そうかぁ…まぁ、よかったよ！」

坂「んん～幸せや～～♪」

僕が作ると卵がぐちゃぐちゃになって最悪な見た目になるのに、先輩が作ると違う！もう完璧やっ！味も見た目も文句無し！

坂「先輩プロや！！」

浦「いや、褒めすぎじゃね？w」

坂「いや、そんなことない！先輩のご飯もっと食べたいもん！！」

浦「っ//お、おう。………そうか//」

坂「んへへ～」ﾆｺﾆｺ

いや、待てよ……今思ったらこれ先輩が作ったんよな………っ！//
好きな人の手作り料理食べてるやん！！←遅っ！

みゃ～

坂「ん？どないしたん～？」

みゃ～ん

坂「お腹空いとるんか？でもあかんで、これは僕のやもん！」

みゃー…

坂「みゃーって言われてもなぁ……先輩、この子のご飯って……先輩？」

視線を猫から先輩の方へ移すと、手で顔を隠してなんか呟いてた。

浦「…((可愛すぎだろ…//ｱｧ-ﾀｽｹﾃｰ」

坂「先輩？大丈夫ですか？」

浦「えっ！？あぁ、大丈夫。えっと、やまだのご飯だよな。・・・待てよ。俺が出掛ける前に皿に出したやつ、全部食べてた気がするぞ？」

坂「え？てことは…」

浦「・・・食い意地だな。」

坂「なんや…お前もう食べとったんか…そんな食べてたらもっと丸っこくなるで～？」

みゃ～ん…

坂「人生、は違うな・・・にゃん生には我慢することも重要なんやで！」

みゃ？

坂「てことで我慢や、我慢！！」

浦「はいはい、やまだに構ってないで早く食べてね～」

坂「はーい！」

いや～この美味しさを親父や兄貴にも食べさせたいなぁ…