××さんと飲み会 ページ20
夜になってすぐ、夕食の準備を進めようとしていると、いきなり玄関が騒がしくなった。
気になっていってみると、炭治郎と善逸に、久し振りに会う二人の姿があった。
「しのぶさん、蜜璃ちゃん?どうしてここに······ぐっ」
「Aちゃん!久し振りに会えて嬉しいわ!」
「今から柱で集まって飲み会もとい会議をするそうです。Aも呼んでくるように言われたので
誘いに来ました。と言うより、絶対なんですけどね」
拒否権は無いですよ、と伝えられたかと思えば、さっきまで私を抱き締めていた蜜璃ちゃんが
私の肩をぐいぐいと押した。
「早く行きましょー、皆待ってるわ!」
「まっ、まだ三人の夕食の準備が······!!
炭治郎、適当に作って良いから食べておいてくれないかな、ごめんね!」
二人の存在が遠退いていく最中、それだけをなんとか伝えて二人に連れていかれた。
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「わっ、本当に皆揃ってる······」
案内された部屋を覗けば、もう既に飲み会を始めてしまっている。
瓶が一、二本転がっているのは気のせいだと思いたい。
「A、A、こっち来て」
「わぁ、無一郎君久しぶり」
ぎゅっ、と抱きついてきたかと思えば私の手をとって自分の隣に座らせようとする無一郎君。
笑顔が可愛い。無表情の時は何を考えているかよく分からないけど。
出会った頃は泣きたくなるくらい無関心な反応を示されていたのに何故かここまで気に入られる
ようになってしまった。理由は分からないけど、嬉しいことに変わりはない。
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レミィ - 面白かったです!今コロナが流行っているので気を付けてください! (2020年3月9日 11時) (レス) id: edb0276662 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ - とても面白かったです!私もこんな小説が書けるようになりたいです! (2020年1月28日 16時) (レス) id: 113690dea7 (このIDを非表示/違反報告)
Kaede(プロフ) - 零さん» 本当ですね、すいません!ありがとうございます! (2019年10月17日 1時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 「吾妻」じゃなくて「我妻」だと思います。間違ってたらすみません (2019年10月16日 23時) (レス) id: ac710565be (このIDを非表示/違反報告)
Kaede(プロフ) - 雪乃さん» 教えてくださりありがとうございます!すぐに直します!指摘コメントありがとうございました! (2019年10月13日 10時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)
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