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不死川さんと別れた後、蝶屋敷へと帰る。
せっかく声をかけてくれたのに、何も喋れなかった。
不死川さんもすごく不機嫌そうな顔してた。
『嫌われちゃったかな……』
ぽつりと言った言葉に、泣きそうになる。
「大丈夫ですか？」
耳元で透き通ったに囁かれる。
この何とも落ち着く声の主が、しのぶさんだと気づく。
『しのぶさん…！えっと、これは…目が痒くて……』
突然現れた事に驚きながらも、泣きそうな目を誤魔化すようにごしごしと乱暴に擦った。
「そんなに擦っては目に傷が出来ますよ」
にこりと笑うしのぶさんは、天使みたいだ。
この笑顔を見ると、なんだか落ち着いてしまう。
「何か嫌な事でもありましたか？」
やっぱり、目が痒いなんて嘘は見抜かれていたようで。
この人に嘘は付けないなぁ……
なんて事を思いながら、ぽつりぽつりと不死川さんの事を話し始める。
『外で不死川さんに会ったんですけど、凄く嫌な態度を取ってしまって……だから申し訳なくて、嫌われてしまったんじゃないかって、思って』
その後も、不死川さんとしのぶさんの会話を聞いてしまったことを謝ったり。
不死川さんの事が好きだということを話しりした。
「まさかあの不死川さんを好きになる人がいるなんて、世の中分からないものですね」
何回か目をぱちくりさせたあと、ふふっと笑った。
『す、好き？というか、まだわかんないんですけど…その……』
どきどきと胸がたかなる。
だんだんと、不死川さんへの好意をカミングアウトした事が恥ずかしくなってくる。
好きな事まで言わなくてよかったかな？
だってまだどんくらい好きか分かんないし……
あぁぁ恥ずかしすぎる！
穴があったら入りたい！
そう思いながら両手で思わず顔を隠した。
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まの(プロフ) - 凪子さん» 嬉しすぎて変な声が…応援ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2021年3月4日 5時) (
レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 何回も押したくなる作品です！これからも応援しています(^^) (2021年3月4日 4時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - 凪子さん» 1つの作品に1回しか評価はできません。いえいえ！作品を見て下さりありがとうございます！ (2021年3月3日 23時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - これって、一回しかできませんよね？頭悪くて、すみません。 (2021年3月3日 22時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - 凪子さん» コメント欄の少し上に、お星様が10個並んでると思うんですが、そこの1番右が1番高評価って事になってます(伝われ…) (2021年3月3日 22時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まの | 作成日時：2021年2月15日 20時
