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それから数日、仕事でもユンギさんに会うことは無かった。


「今日は何してる」「仕事か」とかそんな日常会話みたいなカトクは来るんだけど、相手はアイドルだし忙しいのかもしれない。





テレビで何度もBTSの特集をみて、あの時見たメンバーの顔とはまた違うかっこいい姿を見て私もすっかりファンになってしまった。





『すごいなぁ、こんなダンスしてよく身体おかしくならないんだなぁ』






さすが、鍛えられてるんだろうな。
ユンギさんもはやく踊りたくて仕方がないだろう。






「すごい人気だよね、BTS」


『あ、キム先生。おつかれさまです』







休憩室のテレビでやっていたBTSを見ていたら、カーテンを開けて覗き込んでいたのは内科医のキム先生。

30代の病院では若いほうの医者で、顔もそれなりに整っていて看護師からは人気がある先生だ。




「パクさんはファンなの?」

『あ、いや。最近いいなと思ってて…』

「かっこいもんね、彼ら」




さらりと隣に座ってくるキム先生。スマートだなぁ。





「今度、新しく入った先生の親睦会があるんだけど、パクさんも来ない??」


『あ、そうなんですか??ぜひ行かせてもらいます』





親睦会かあ。新しく入った先生って誰だろう。
まだ病院の回覧板では回ってきてなかったなぁ。


社交辞令で返事をすると、キム先生は良かった。と微笑むと。





「パクさんとご飯行ってみたかったんだ。親睦会でみんなが居るのは残念だけど嬉しいよ。あ、良かったら連絡先交換してくれない?」






さらっと女子が喜ぶようなことを言ってのけるキム先生。
慣れてるのか……本心なのか……。


まあ別に連絡先ぐらいはいっか。と頷いてスマホを取り出す。





「ありがとう、じゃあまた親睦会で。日程は送るよ」


『こちらこそ、ありがとうございます。お疲れ様でした』






スマートイケメンスマイルを振りまいて、キム先生は休憩室を後にした。

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Kojima-Yurina - 今のお話見ました!凄く面白かったです!これからも頑張って下さい‼︎ (2022年8月27日 17時) (レス) @page27 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
Kojima-Yurina - お返事ありがとうございます‼︎m(*_ _)mこちらこそよろしくお願いします‼︎m(*_ _)m (2022年8月24日 16時) (レス) id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
uri(プロフ) - Kojima-Yurinaさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします♡そういって貰えて嬉しさの極。 (2022年8月21日 20時) (レス) id: ef26db2c6d (このIDを非表示/違反報告)
Kojima-Yurina - uri様.初めましてm(*_ _)mこのお話凄く面白いです‼︎続き楽しみにしています‼︎頑張って下さい\\\\٩( 'ω' )و ////応援しています‼︎ (2022年8月21日 8時) (レス) @page24 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:uri | 作成日時:2022年7月30日 23時

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