1.間違い電話 ページ2
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Aside
『……ねっむ…ふわあぁあ………』
現在6時04分。私は起き上がるのを拒否する体を無理矢理起こして布団を畳んだ。
私たち家族は5階建てのマンションの4階に住んでいる。ちょっとボロいけど、昔から住んでいるため快適だ。
弟の叶汰の部屋は右隣で、母さんの部屋は左隣。叶汰は起きるのが苦手なため、いつもスマホに電話をして起こしている。
ちなみに母さんは部屋から基本出てこない。出てくるとしたら、お酒を飲む時やご飯を食べる時、もしくはパチンコに行く時だけ。
そうやって引きこもってしまった原因は、お兄ちゃんが死んでしまったからだ。
母さんの吸うタバコの匂いがリビングにも少しだけ漂っている。
…お兄ちゃんが死んで、家族の絆というものにヒビが入った。
そして母さんは……、お兄ちゃんが死んでしまうきっかけを作ってしまった私を憎んでいるのだろう。
…いや、この話は今度にしよう。これから朝ごはんを作らなきゃだし、今日は金曜日でまだ平日。
私も仕事があるし、叶汰も学校だ。…急がなきゃ！！
とりあえずお味噌汁を作ろうかな。ご飯は昨日の内に炊飯器のスイッチを押してあるから大丈夫だ。
その後、私は6時15分になったのを確認したら、叶汰のスマホに電話を掛けた。
《prrrrrrr……》
長い呼び出し音が流れる。叶汰は寝起きが悪いからなあ。
呼び出し音が何回か流れた後、やっと電話を取る音が聞こえた。
『あっ、もしもs……』
私が「もしもし」を言い終わる前に、聞き慣れない低い声が私の耳を通り抜けた。
《…おい白髪ロン毛野郎、今日の任務で殺 しは御免だからな！！！》
『…………………は？？？』
は？？殺 し？？任務？？……ていうか誰？？
《…………………は？？？》
相手の男の人も、私と全く同じ反応をしている。
私はまさかと思い、急いで電話番号を確認すると、一番最後の数字が叶汰のスマホの電話番号と1つズレていた。
『…すみません間違えましたァ！！！』
私は勢いで電話をブツッと切ってしまったが、私の心は驚きで未だに落ち着けていない。
この後私、大丈夫かな？とか、色々な悪いことを考えてしまったけど、時間がないので無かったことにしようと決めた。
そして無理矢理落ち着かせ、今度こそ叶汰のスマホに電話を掛けた。
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桃浦(プロフ) - ゆいとこさん» わああとても嬉しいお言葉ありがとうございます！のろのろ亀さん更新ですが頑張って書かせていただきますね✨ (2022年11月9日 20時) (
レス) @page17 id: 25d3ac3089 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ(プロフ) - ものすごくおもしろかったです！！自分もこんな風に小説を書きたい… 無理せず更新がんばってください！！！ (2022年11月9日 16時) (レス) @page17 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
桃浦(プロフ) - 推しに貢ごーぜ？さん» 早速リクエストありがとうございます〜！とても面白そうです✨是非書かせて頂きますね！ (2022年10月23日 23時) (レス) id: 25d3ac3089 (このIDを非表示/違反報告)
推しに貢ごーぜ？(プロフ) - リクエスト何ですけど、梵天の皆がドッキリをしかけて夢主に嫌われて全力で許してもらう的な物語はどーでしょうか？ (2022年10月23日 22時) (レス) @page15 id: 841b068e25 (このIDを非表示/違反報告)
桃浦(プロフ) - 莉夢#梵天の信者さん» 莉夢さん！！そうですよ皆さん気を付けましょう間違い電話はなるべくしないようn(( ありがとうございます〜！更新頑張りますね！！ (2022年9月18日 2時) (レス) id: 25d3ac3089 (このIDを非表示/違反報告)
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