36本音は隠して(過去) ページ36
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Aの料理教室が始まった日の夕飯。それは今までで無い程に食堂は賑やかになっていた。
「まじうめーーー！」
「なんだこれウマイぞー！」
そこかしこから聞こえるウマイの声に、ニコニコしながらお皿を洗っているA。その隣に、ペンギンが恥ずかしそうにやって来た。手伝うよと言った彼にありがとうと笑顔で返せば耳まで真っ赤になったサングラスの彼。
「体は辛くないか？無理すんなよ。」
『私、昔から他の人より丈夫で治りが早いの。なんでかなぁ？』
「お前ちっせぇのに色々いいよなぁ」
『皆がでかすぎんの！‥親父に比べたら皆小さいね』
「白ひげなんて見たらぶっ倒れちまう‥」
舌を出しながらおどけるペンギンに、いつかうちにも遊びに来てねと笑うA。それを聞いて苦笑いをするペンギンだった。
するとベポがやって来て、キャプテンが診察するから呼んでいるよ！と皿洗いを代わりにやってきた。
.
もう覚えた船内を抜け、ローの部屋をノックすれば開かれたドア。ぴ！っと敬礼したAにデコピンをして笑うロー。彼女に一番絆されてるのは彼かもしれない。
怒るのも可愛い。なんて密かに思ってしまう自分に呆れながらもローは真剣に診察をしてゆく。
「‥‥頭の傷はまだ塞がってねぇが他は異常無し。健康そのものだ、」
『ローくんのおかげ！本当にありがっ‥！！
突然引き寄せられた腕。ぶつかった逞しい胸。
驚く程早い心臓の音はどちらのモノか。
『‥え、ローく、ん？』
「
顎を掴まれ上を向かせられる。低い声に熱い瞳。咄嗟に口を両手で抑えその腕から慌てて抜け出す。Aは、そんな勧誘の仕方！世界中の女の子がクルーになっちゃうじゃん！と叫びながら部屋から飛び出していった。
どうやら一筋縄ではいかない模様。
それに彼女は‥想う奴がいる。さっきの眼を見て直感でわかった。
「こりゃ大事にするわけだ‥、」
片手で自身の目を覆い、ソファに深く座る。胸に残るのは小柄なわりにしっかり女の体だったAの感触。鼻腔の奥には微かに甘い匂いと自分と同じシャンプーの香りが欲を掻き立てた。
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「‥うめぇ。」
「キャプテン味覚あったんすね‥」
ギャーーーーーー！
(バラバラ…)
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嫁子ちゃん。(プロフ) - 読者の皆様！こんにちは(^^)新しいアカウントになりました！末っ子ちゃん更新してますので、私に飛んで楽しんで戴けたら幸いです‥(*^^*) (2021年4月30日 9時) (
レス) id: 8e3cf6a3ac (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(aug)(プロフ) - マリンさん» 本当ですか？！嬉しい‥( ｡ﾟДﾟ｡)私も書きながら悶絶しております‥wちびマルコ。マリンさまの為に書きますよ！アカウント変わりましたが続編作りましたのでまた絡みに来てください！ (2021年4月12日 13時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(aug)(プロフ) - 蒼鳥さん» 毎回だなんて‥泣ける嬉しい(ToT)ありがとうございます‥！アカウント変わりましたが続編‥書きました！是非ともまた感想教えてください( o´ｪ｀o) (2021年4月12日 13時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(aug)(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！楽しみにしてもらえて光栄です‥！続編、アカウント変わりましたが作りました。良かったら遊びに来てくださいね(^-^)/ (2021年4月12日 13時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 二人がくっついて叫んでました(笑)ちびマルコ….！みたいです！ (2021年4月11日 19時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嫁子ちゃん。 x他1人 | 作者ホームページ：https://Twitter.com/yomeko_zzz
作成日時：2021年3月24日 17時
