8.寝れないんですが ページ8
･
｢･･･ココくん｣
深夜3時を回ったところ、6時間前の21時まで3日の徹夜を続けて、ようやく寝れるというのに、眠れない。
眠れなくて6時間経って、とうとう絶対起きているだろうココくんの部屋に来てしまった。
迷惑かも、とか、仕事中なのに、とかいっぱい考えて、さすがに寝ないと明日の書類整理が間に合わないって思って･･･。
お仕事の邪魔にならないようにと小さくノックして扉を開けた私に視線を向けるココくん。
私よりよっぽど隈が酷い･･･。
絶対ガチで寝てない人だよ。
｢や、やっぱなんでもない！おやすみ！｣
そんな人を頼るなんて私のバカ！
ぶんぶん頭を振って、部屋に戻ろうとココくんの仕事部屋のドアを閉める直前。
がっと抵抗されて、驚いて顔を上げた。
｢コ、ココくん、あの、閉めれないのですが･･･｣
｢何のために来たか言ってみ｣
｢え、や、なーにしてるかなぁって･･･｣
｢お前とっくに仕事終わってんだろ｣
｢仕事終わりのお風呂は気持ちいいよね〜｣
｢廊下冷えんだろ、入れ｣
｢い、いや、大丈夫！ココくん仕事がんば･･･｣
｢A、こっち｣
私の言葉を遮って、無理やり手を引かれる私。
冷気が入らないように反射的に扉を閉じて、手を引かれたまま誘導された、2人がけの黒いソファーへ。
｢んで？なんの用だって？｣
｢いや、だから、｣
｢なんも用ねぇ奴が枕とブランケット持ってこねぇだろ｣
ココくんの視線には、私が持ってきたそれら。
そりゃ、そばで寝させてもらおうかなぁと、そんな願望はあったけれども･･･。
｢ここじゃベッド固くて寝れねぇだろ。仕事片すまで待っとけ｣
｢え、いや、でも、｣
｢俺もそろそろ仮眠する予定だったから、大人しくしてろ｣
な？と少し笑って立ち上がるココくん。
横んなってていいから、って枕を置いて、横にされ、ブランケットをかけられる。
や、優しすぎる。
｢･･･一緒に寝てくれる？｣
｢そう言ってんだろ｣
だからいい子に待ってろ、ってこっちを見ずに言うココくん。
いい子にしてよう、と心に決めて数分。
｢A終わったぞ･･･って、寝てんじゃねぇか｣
ったくもう、と、細い体で寝ている女を抱いて自室に戻る梵天幹部がいたとか。
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はな(プロフ) - カルピスの原液さん» コメントありがとうございます〜！なんだかんだ優しい反社が理想です笑ありがとうございます、今後もよろしくお願いしますー！ (4月26日 17時) (
レス) id: bc1f8927b1 (このIDを非表示/違反報告)
カルピスの原液(プロフ) - すごい面白いです！ みんなツンデレでかわいーなと思いました！ 応援してます！更新頑張ってください！ (2023年4月25日 15時) (レス) @page17 id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキーだお☆(プロフ) - はなさん» 今回も夢主ちゃんのおバカなところ？がとっても可愛いです！！これからも見ますので頑張ってください〜 (2022年9月11日 6時) (レス) @page14 id: 156bbcf58c (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ミッキーだお☆さん» ありがとうございますー！！全然更新進んでいないのに、そんな、とても嬉しいです😭これからもぜひよろしくお願いしますー！ (2022年9月10日 17時) (レス) id: 544f54aa0d (このIDを非表示/違反報告)
ミッキーだお☆(プロフ) - 初コメ失礼致します！！この作品面白すぎます！！もう控えめに言って好きです！！次の更新楽しみにしてます！！無理をせずに頑張ってください！おこがましくてすみません💦 (2022年9月4日 18時) (レス) @page13 id: 156bbcf58c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2022年3月4日 0時
