プライドなんて、…ていうか素直とか。 (ページ18)

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sideローレン

Aと別れ、俺はアクシアの方に走る。

そして、アクシアのところに追い付けば
……めっちゃニヤニヤしながらこっちをみてきた。

まぁ、言いたいことはくそ分かる。どうせ…、

ア「今日はめっちゃ攻めたねぇローレン、
俺あそこにいていいか分かんなくなって
もう遠くに来ちゃったもん」

そんなこったろうと思ったよ。

絶対言われると思ってたからな、俺も。

でもな、俺、そろそろ我慢できないんだよ。

他のやつとニコニコして話してるあいつ見てると
なんかいやになっちまうし、それに。

俺にだけに向けて欲しいんだよな、あの笑顔。

だから、俺は

「もう、このまま攻めて行こうって思ってさ、
いやなんかごめんな、アクシア」

絶対俺に振り向かせてやるんだ。

ア「いんや。全然いいよ、むしろよかった、」

アクシアは安心した笑顔を見せて俺に言った。

「むしろよかったって何で？」

ア「んー？んふふ、いやね？ローレンがついに
積極的になれたんだなって思ってさ、
ずっとひよってんだもん、すごくもどかしくて俺」

「おま、ひよってたって…いやまぁ
そうかもしれんけどさぁ……あれは仕方ないだろ
引かれたら終わりなんだって」

ア「まぁ、たしかにそうかもだけどさ」

「まぁ、でも、俺は決心したから？？
有言実行の男だから？？

頑張りますよっと、こっから、ね？」

ア「そうね、それでこそローレンだわ、」

言ったからにはとことん攻めなきゃだよな。

涼は何をしたらドキドキしてくれんだろ、俺に。

……あいつの思考回路全部俺で埋めてやりたい
なんてな。

いやほんとこれは考え的にアウトだからやめよ。
規制かかるわまじで。

ア「よかったほんと、………だね、」

「なんか言ったか？」

ア「んー？こっちの話よ気にせんといて？」

「あぁ、…おけ」

……？なにか言ったような気がしたんだけどな。

気にすんなって言われるんなら、
そこまで大事なことでもないのだろう。

そして。話をしていれば俺の家の近くになる。

ロ「んじゃ、またな」

ア「うん、また明日～」

こうして、アクシアと別れ、
俺は家にまっすぐ向かったのだった。