69.エクストリームエイリアンスナック ページ19
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結局そのまま私は一日阿伏兎の膝の上で生活することになった。
降りようとしてもおろしてくれないんだから仕方ない。
｢Aー帰ったって聞い距離･･･なんだよ阿伏兎、ここにいたんだ｣
いつも通り勝手に入ってきた団長。
着替えをしていたって別に恥ずかしくないのに
今この瞬間を見られているのがなんだかとてつもなくはずかしい。
｢だ、から、勝手に入ってこないでって･･･｣
｢仕事はしねぇぞ、俺ァ今有給中だ｣
｢そんなことさせないよ、俺をなんだと思ってんのさ。
それで阿伏兎、この書類なんだけど｣
｢おめぇさんは今言ったことすぐ忘れちまうのか？あぁ？｣
｢まぁまぁ、冗談は置いといて。
どう？具合の方は｣
｢どうもこうもなんともないんだけど阿伏兎が離してくれない｣
｢うん、大丈夫そうだね。
それで、どうする？｣
｢ちょっと待って、勝手に冷蔵庫漁るのとかやめてくれない？｣
｢あれ？この薬何？｣
｢ただの栄養剤だから･･･あ、それ、楽しみにしてたやつ！｣
なんのこと？とでも言うように
私が楽しみにしてたエクストリームエイリアンスナックを食べ始める団長。
ほんとに酷いこの人。
自分勝手すぎる。
｢それで、どうする？｣
｢何が･･･｣
｢ゆうがお前に会いたがってるよ｣
｢なんで･･･｣
｢さぁ？随分恨まれちゃったね｣
｢笑えないんだけど･･･｣
｢行かなくていい、牢屋の中だから何も出来ねぇだろうが
こんなもんつけられて何しに行くってんだ｣
手を伸ばした私に例のスナックを1枚くれた団長。
それを大事にポリポリ食べながら阿伏兎を見ると
阿伏兎は辛そうな顔をして私の首を撫でた。
どうしてそんな顔するの？
あなたに愛されないのならとつけられることを許した傷跡。
彼女の爪がくい込んでいた場所には切り傷の跡。
でももう私はあなたのものじゃないし
あなたの物じゃないままだし
そんなに傷ついたかとはしないで欲しい。
今、どういう距離感なのか。
別れてしまった私たちの距離感じゃない。
こんなにくっついて。
でも、それが居心地がいい。
だから、この距離の詰め方も開け方も、わからない。
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あい(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます！予想に反することが出来て嬉しいです！こちらこそ、ご愛読ありがとうございました！ (2021年10月21日 3時) (
レス) id: 7ef5ab0f96 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 完結おめでとうございます！いつも予想外の面白い展開で楽しみに待ってました！とても面白かったです！ありがとうございました！ (2021年10月19日 21時) (レス) @page32 id: b22efef821 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - うさぎさん» またまたコメントありがとうございます！無事完結させることが出来ました！是非次作も楽しみにしててください！ありがとうございました！ (2021年10月19日 2時) (レス) id: 7ef5ab0f96 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - またまたコメント失礼します！ 完結、おめでとうございます(*^o^*)作品更新の通知が来るたびに\(//∇//)\ってなってたので笑 少し寂しいようにも感じますが、これからも主様の作品を読んで、元気を貰おうと思います‼︎ (2021年10月18日 21時) (レス) @page32 id: d1ce909995 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - manaさん» コメントありがとうございます！お待たせしましたー！ (2021年8月30日 23時) (レス) id: 7ef5ab0f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい | 作成日時：2021年8月30日 10時
