検索窓
今日:2 hit、昨日:20 hit、合計:201,579 hit

25、それ ページ26






腹が痛い。

吐き気がする。

頭痛い。

だるい。


昨晩だ。

私の股に月一に来る悪魔がやってきたのは。


腹の痛みに起き、

女中と私用のトイレに駆け込むとケチャップだった。

可愛らしくいえば、イチゴジャムだった。


・・・ごめん。


とりあえず、低血圧に股の悪魔にと

私は今地獄にいるのだ。


ガラガラと戸が開く音。


来やがった土方十四郎。


ちなみに、私がここに帰ってから一ヶ月ほどたってるので

今は既に普通に仕事をしているのだ。


背中の切り傷はこの1ヶ月の間で2度開かせたので

まだ治りきってないけど、いつでも開くよ?おらおら。



「おい、朝だ、起きろ」


「だっこ」


「ガキか」


「トシィ」


「土方さんだ。・・・どうした」


「腹痛い頭痛い気持ち悪いだるい吐きそうふらふらする」


「あぁ・・・はぁ、休むか」


「やだ、でも動けん」


「じゃあ休め。仕事の出来ねぇやつはいらねぇ」


「厳しいこと言うじゃん。

・・・そうだよね、私なんかいらないよね」


「めんどくせぇなぁもう」


「ホルモンバランスが死んだ。

ほんとに、だめなの。今月、死ぬ私今日死ぬわ」


「おうおう、死んでくれ」


「ひーどーいー!あ出た!今出た!」


「やめろ汚ぇよ報告すんな!」


「汚いとか言わないでください女に謝れ!」


「・・・はぁ、1人で大丈夫か」


「やだあみちい、泣いたう、Aたんないたう」


「死ね気色悪ィ・・・。ほれ、行くぞ」



そこら辺に落ちてたタオルケットと共に近づいてきた土方さん。


そうそう、どこでも寝れるように

どこら中にあるもんね、お、いいね、ガーゼ素材のやつね。


お気に入りなんだー。



「今日は俺と事務仕事だ。

誰かしら来るから、相手してもらえ」



そう言ってそのタオルケットで私を包み・・・いや丸めて

よっこらせい、と持ち上げる。


抱き上げるんじゃない、持ち上げる。


いつもみたいにはしゃぐ元気もなく

腕も足も出せないまま大人しくする。



「こんだけ大人しけりゃ毎日そのままでいいな」


「股の悪魔に永住を許可するってんですか、酷いや」


「股とか言うな仮にも女だろ」


「仮とかいうな」



すれ違う隊士たち。


それぞれ反応は違う。


最近入った下っ端は挨拶だけする。

逆にベテランはとりあえず私を甘やかす。



「お菓子だらけだ」


「部屋で食って寝てろ」



辛いのは嫌だけど、毎月これは少しいいかも、なんて

思ったりしたそれの日でした。

27、ミントン→←25、おかえり



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
389人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 真選組 , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あい(プロフ) - eight40094さん» コメントありがとうございます!すっごく嬉しいです!これからもよろしくお願いしますー! (2021年2月9日 7時) (レス) id: 7ef5ab0f96 (このIDを非表示/違反報告)
eight40094(プロフ) - あぁ、早く続きが見たいです!忙しいと思いますが、作者様頑張ってください! (2021年2月9日 3時) (レス) id: c00f201ead (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あい | 作成日時:2021年1月30日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。