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もう一回風呂に入れと銀時に言われ、もう一度体を温めたA。
そんなAが髪を濡らしたまま上がってきたから銀時は驚いた。
さっきも言ったように、Aは年下の前では大人ぶるのだ。
それすらも出来ないくらい思い詰めているのか
銀時はそれに気づき、何も言わずにドライヤーでまたAの髪を乾かす。
再びウトウトとするAを叱ることもしない。
「Aおねむアルか?」
「おう、こいつ髪乾かすと寝るんだよ。
新八悪ぃけど居間に布団もう1枚持ってきてくんねぇ?」
新八が寝るようにと準備されていた布団を見て、銀時はそう言った。
元々自分が帰ってきて居間で新八が寝ていたら
自分の布団の隣にもう1枚引いて寝かせるつもりだったが
Aが泊まるとなると話は別だ。
新八には申し訳ないが2人でリビングで寝ようと決めた。
「え?銀さんAさんと寝るんじゃないんですか?」
「んなことしてたらまたヅラに浮気疑われんだろ」
「・・・あの人いっつもそれで銀さんに文句言ってますもんね。分かりましたよ」
布団を取りに寝室に向かう新八に感謝を告げて
ドライヤーを止め、もう完全に寝落ちているAを抱き上げる。
こんなに大喧嘩をしたのはいつぶりだろうか。
あぁそうだ、と銀時は思い出す。
攘夷戦争中に高杉のヤクルコを飲んだAに対してなんで自分のじゃなくて高杉のなんだとヅラが怒ってから発展した喧嘩だ。
つまり、最後にここまでの大喧嘩を見たのは譲位戦争以来初めてである。
「・・・あん時はマジで意味わかんなかったな」
ぼそりと呟いた銀時に銀ちゃん?と聞く神楽。
その神楽になんでもねぇよと答え、銀時は寝室に向かう。
あの頃よりは色っぽい喧嘩をしていることに
安心感すら抱きながら、新八に手伝ってもらい敷いた布団にAを寝かせた。
「早く仲直りしろよ」
ぼそりと呟き、寝室のドアを閉め、銀時は部屋を出た。
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RIO - 続きが読みたいです!!! (2022年3月14日 2時) (レス) @page21 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あい | 作成日時:2021年9月1日 0時