24 （名前）の日常。かっこ、記念。 ページ25
「葵！？と、とりあえず離れて」
「えっ？い・や・だ！☆」
ぎゅー、
葵が正面から抱きついてくる。いつも、膝に乗せて頭を撫でてくれるお兄とは違うあたたかさ。
こんなのもたまにはいいかな？なんて思う。
ちょっと恥ずかしいけど。
「あれ？ツンがない！？」
葵がそう言うから、ついつい
「元々ツンデレじゃない」
素っ気なくかえしてしまう。
「こんな時ぐらい、デレ100%でも良いんだよ？」
それなのに、こんな優しく返されたら、
「じゃあ、葵、ギュって、して？」
ちーさな声での呟きに、
「はーい！！Aー！！大好き」
元気良くそう言って抱きついてくる。
ほんと、大好きだ。私も。
それから、しばらくして看護師さんに呼ばれ検査をした。葵も、それぞれの検査室の外まで付いて来てくれた。
結果が出るまで、また少し病室で待つ。
コンコン
「失礼します。Aさん、結果が出ましたよ」
「あ、ありがとうございます」
「では、結果からして今回は入院です。といっても、そこまで悪いわけでは無いので、点滴をして良くなれば１週間以内には退院出来ますよ」
「そうですか、ありがとうございます」
点滴の準備をしてくると言って先生が出て行く。
「入院ですか」
「です」
「私、どうしようか？病室ってお泊り可能？」
「多分。でも、いいの？」
「いいよ、どうせお兄ちゃんが帰ってくるの夜遅いし明日からは、夏休みだし」
「バイトは？」
「減らした」
「？」
「本気出さなきゃだから、ね」
「あーそっか」
「そうそうAユニット組まない？」
「は？」
「今じゃ無いよ？半年後の話」
「踊り手と歌い手のユニットを？」
「いーや、なんでも良いよ。私はAと活動したいだけ。なんなら、お兄ちゃん達みたいに、ソロとユニット交互でも良いし」
「ふーん葵となら、楽しそう」
「嬉しい。ぎゅー」
葵は効果音付きで、抱きしめてきた。
「葵、苦しい」
んー、と肯定なのか、否定なのか、よく分からない返事をして、少し力を弱めてくれた。
肯定だったらしい。
「お兄に、ラァインをしておかなきゃ」
A入院になった。点滴して良くなれば、1週間以内で退院出来るって。A葵が、病室に泊まってくれるって。ライブ、頑張ってね。
その後は、点滴やゲームをするうちに夜になった。葵は、私が点滴を受けている間に一度家に帰った。
二人でシングルベッドに入って寝た。
ふと、お兄と一緒に寝た記憶が蘇る。
3日後、無事回復した私は退院した。
25 退院しました。やらかしました。そして開き直ります！→←23 （名前）の日常１
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ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2021年2月11日 3時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
りおな - 読みづらいのを解消するには…一行とか二行とかマスを開けたらいいよ！ (2020年3月9日 18時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - (名前の)になってます。そして、読みづらいです (2020年3月9日 18時) (レス) id: fb07734dbe (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 登場人物紹介の志麻さんの字違いますよ！w (2019年11月1日 22時) (レス) id: 38755f3eb5 (このIDを非表示/違反報告)
まろまろ - 面白いです！！これからも頑張ってください！！ (2019年6月14日 20時) (レス) id: b9e42e7531 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯉月 | 作成日時：2019年5月19日 12時
