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☆重ねてしまうの ページ32

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その日の夕方



いつもより仕事が早く終わり、折角だから皆でご飯行こうってなって

あの日と同じ、居酒屋さんに来た









ここ、皆さんの行きつけのお店で

打ち上げとかにも使われてて、玲於は行きつけなんだって









.









…だけど



お店に入る前から、あの日の出来事がフラッシュバックして


足が動かなかった








でも、玲於が大丈夫だよって言ってくれて

そのおかげで何とか入ることが出来た









.









全員でメニューを見て頼んだけど

私はそのせいで何となく、気分が乗らなくて烏龍茶にした









.









隼「あれ?Aレモンサワー飲まないの?」



『あ、うん今日はちょっと…』



涼「珍しいやん。今日大人しいし笑」



『…え、あ、はは、笑』



玲「Aは今日は飲む気分じゃないんだって。そんないじめないでよもう」



涼「まーたAには甘々だね笑」



玲「もう涼太くんうっさい」









.









神様の意地悪なのか



今日予約を取ったこの個室も、あの日と同じ個室で









.









何となく、あの日隣に座っていた壱馬くんを思い出してしまって


今はそこに座る玲於に、壱馬くんを重ねてしまった









玲「ん?Aどうかした?」



『あ…ううんなんでもない』









.









.









私はもう



思い出しちゃいけない









思い出も全て



消し去らなきゃいけない









.









…そうだよ









.









そう、自分に言い聞かせた









.

☆残酷な現実→←☆俺、もうだめみたい



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設定タグ:THERAMPAGE,GENERATIONS , 川村壱馬 , 佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:もも | 作成日時:2017年8月22日 0時

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