イケボの彼はドSだったらしい。【川村壱馬】番外編 (ページ15)

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☆涙の止め方を教えてページ15

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玲「…あれ、壱馬は？」

玲於の言葉で我に返った。

確かに、壱馬くんだけがいない…

慎「さっきまでいたはずなんですけど…」

北「そういえば園川さんもいない…」

昴「なんかさっき、二人でどこか行きましたよ？
僕出ていく所しか見てないんでどこだか知らないですけど」

…嫌な、予感がした

変な胸騒ぎというのか、何だか嫌な想像をしてしまう

玲「…とりあえず、このこと言いに来ただけだからもう行くな。

A、行こ」

『…うんっ、あ、失礼しました…』

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嫌な予感がして

胸騒ぎがして

早く壱馬くんに会いたくて

どうしても足が急いでしまう

玲「…Aっ、焦るのは分かるけど走んなって、」

『あ、ごごめんっ…』

すると玲於が通りかかった事務の人に話しかけて。

玲「あのすみません、川村壱馬と女性が歩いてるの見ませんでした？」

「お二人なら、さっきメイクルームの方に歩いていきましたよ」

玲「そうすか…ありがとうございます」

メイクルーム

…どうして二人だけで？

早く、早く行かなきゃ

急いでエレベーターに乗って、四階のメイクルームまで急いだ。

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『…れ、玲於っ』

玲「大丈夫だから、」

いざ、扉を目の前にすると開けることが出来なくて。

玲於を呼ぶと、真っ直ぐドアを見つめてノックもせずに開けた。

『えっ⁉ちょっ、玲於っ…』

入ると、玲於はその場に止まったままで。

『…玲於？』

私は部屋の中を確認したくて、動かない玲於の背中から少し顔をだした。

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＿＿＿息が止まった

涙が、次々に溢れた

あれ、？

涙ってどうやって止めるんだっけ

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…だってそこには、

園川さんにキスをしている

壱馬くんがいたから

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