40話 ページ40
(モブの流血表現注意)
早朝、というか日が昇り始める少し前。
私は、シャークん様の部隊と一緒にα国の兵が集まっている基地の近くまでやってきた。
私だけメイド服なので、かなり変な目で見られているが仕方ない。
トランペットが鳴り響いた。
開戦の合図だ。
ドッドッドッドと大勢の足音が響いてくる。
やがてα国の大軍が目に入った。
「…行くぞ！」
シャークん様が言って、私たちも駆け出した。
まず鮮血が飛んだのは、敵の方。シャークん様が敵を切った。
幹部の皆様と話し合った私の役割は、できるだけ味方を守ること。
私たちは最前線。ここから先へは、行かせるわけにいかない。
ここで、できるだけ止める。
ナイフをしっかり持ち直して、敵を斬りつけていく。
やられそうになったワイテル国の兵たちの前に出て、相手を倒す。
「…さすがだな」
『光栄です』
短く言葉を交わすと、シャークん様はまた舞うように敵を倒していく。
……私も、シャークん様も、客観的に見てかなり強いはずだけど。
徐々に、押されている。
「…ッ、さすがに、敵が多すぎるっ…！」
シャークん様がうめき、私の方も数で押され気味になって、味方を守る前に自分のことで手一杯だ。メイド服で目立つのもあるからか、どうも狙われやすい。
歯を食いしばっていたとき、
ドカーン‼︎
α国の基地の近くで爆発が起き、黒煙が立ち上った。
「…⁉︎」
シャークん様がびっくりした目でそちらを見ると、軽口が聞こえてくる。
「いやぁ、久々に暴れられるなぁ！」
「もっと爆弾仕掛けた方がおもろかったかな」
「ええやろええやろ。爆発で殺しすぎても、今から殺れるやつが減るしな！」
煙が晴れて、悠々と歩く三人組が目に入る。
…輝くような金髪の人、緑色のフードで顔が見えにくい人、豚の飾りがついた帽子を被っている人。
「…！コネシマさん、ゾムさん、シャオロンさん！」
シャークん様が声を上げると、おうと手を上げてこっちに手を振る。
そんなやりとりを目の端で見ていると、ますます私のところの敵が増えていて、しかも囲まれていた。
味方は逃がせたけど、これ、やばいかも、
「こんな可愛い子ぉに武器むけんのは最低やぞ」
ゾムさんの声と共に、私を囲んでいた敵が一気にバタバタと倒れた。一瞬すぎて何が起きたのやら分からない。
気づいたらゾムさんどころか我々国の三人ともが私のところに来ていた。
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すみれいん(プロフ) - らむね☆さん» いえいえ！私も言っていいものか迷っておりまして…。もしあれならこの誤字のやり取り消してもらって大丈夫ですので！！ (6月7日 23時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
らむね☆(プロフ) - すみれいんさん» わわわ…ありがとうございます。たまに気付いてない誤字あるんですよね…！指摘凄く助かります！ (6月7日 21時) (レス) id: 5aa85bc4da (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - たまに読み返しに来てます。いつも読みふけって忘れてしまうのですが47話の大先生さんの件のお話のciが訂正するところ、こいつの名前っていう所がこいつほになってますよ(こそっと) (6月7日 15時) (レス) @page47 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく - smさんと夢主はよくっつけ〜！めっちゃラブラブカップルになる予感！これからも投稿頑張ったください！ (2023年1月5日 21時) (レス) @page50 id: 8b39de642b (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 続きまってますﾜｸﾜｸ (2022年10月5日 17時) (レス) id: a70cb7c9e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らむね☆ | 作成日時：2022年5月19日 15時
