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全員で立ち上がり、
さっさと部屋を出ようとした時、
金髪野郎の後ろにある窓から
見えたのは、
浅葱色の羽織を着て巡回している新選組の姿だった。
A「もう、そんな時間だったんだ…」
鯰尾「ありゃ、表を歩く事は出来ませんね」
加州「裏通りを行こうか」
風間「……フン、犬共か。
毎日飽きずウロウロしているな」
ウロウロじゃなくて、
あれが仕事なんだっつうの。
一つのため息を吐いて、金髪野郎の部屋から出た。
後ろから声を掛けられる雰囲気はない。
静かに襖を閉め、
入ってきた表からではなく、
裏の勝手口から出て旅籠に向かって歩く。
堀川「この道を行けば着くはずです」
A「本当、京都の道は
分かりやすくて助かるよ」
加州「ねぇ、風間に調査ってあれだけでいいの？」
鯰尾「加州さん、主はこう言っていましたよ。
"今、聞きたい事"と」
加州「……あぁ、なるほど。今はね。
って事は、また調査に出なきゃいけない時が
あるって事でしょ？」
A「その可能性もないわけじゃないけど、
現時点で起きてない事を聞くわけにもいかないし、
あの金髪野郎は変に勘も良さそうだから、
下手に踏み入れないんだよね…」
新撰組に対して、金髪野郎は
故意的に近づいているわけではないという事。
雪村千鶴は人間ではなく鬼で、
金髪野郎と同種である事。
今はその情報だけで十分だ。
鬼にも藩とか関係あるのかとか、
鬼のまがい物とは何なのかとか、
聞きたい事はあるけれど、
現時点で必要か不必要かの見極めは大事だ。
A「あぁ…。報告書、面倒だな…」
加州「長谷部に手伝ってもらったら？」
A「長谷部にばかり頼っちゃ悪いでしょ。
毎日の仕事は今は頼んじゃってるんだし」
これにて、私の歴史遡行調査は終わり。
やっと本丸に帰れるし、
みっちゃんと歌仙のご飯が食べれる！
堀川「長谷部さんなら、
喜んで受け入れてくれそうですけどね」
鯰尾「主命とあらば、この長谷部、
熟してみせます！なぁんてね」
堀川「あはははっ！に、似てるっ」
……うちの本丸の鯰尾は、
どうやらモノマネが大得意のようです。
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まほろ(プロフ) - 華音さん» 本当にお久しぶりです！かなりの期間更新を停止していたのですが、これから少しずつまた更新を始めていきますので、またよろしくお願いします＾＾ (2022年7月6日 8時) (
レス) @page33 id: 115993110f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - ベルさん» 始めから読んでいただきありがとうございます＾＾かなりの時間更新を停止していましたが、これから少しずつでも更新していきますのでよろしくお願いします＾＾ (2022年7月6日 8時) (レス) @page33 id: 115993110f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - サヤさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません；；続きを楽しみにしてくださっていたのに更新停止していて申し訳ありません。これから少しずつ更新していきますので、よろしくお願い致します＾＾ (2022年7月6日 8時) (レス) @page33 id: 115993110f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 林さん» 風化してしまいそうなほど返信が遅くなってしまい申し訳ございません；；更新を停止していましたが、少し時間が出来てきましたので、本当に少しずつになってしまいますが更新していきますので、これからもよろしくお願いします！ (2022年7月6日 8時) (レス) @page33 id: 115993110f (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - お久し振りです( ´ ▽ ` )つい最近『ブラック本丸専門審神者』を読み返しておりまして、また最初から此方の裏歴史調査本丸も読み返そうかなと思っていた矢先、参の更新がされてとても嬉しく(≧∀≦)早速読ませて頂きました。 (2022年7月4日 10時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほろ | 作成日時：2020年5月22日 12時
