お月様 1 ページ23
セイラ side
真っ直ぐ伸びた腕の先には綺麗に輝く満月が。
貴「きれー…」
思わず声に出せば、自分の状況を思い出す。
10秒前に切れた念。守るものが服しかないこの状態で地面に着地するのは不可能。出来たとしても、ぐっちゃぐちゃのボロボロだろうな…。
貴「…って！こんな呑気にしてる場合じゃなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい‼」
お腹から出るおよそ女子とは思えない様な野太い悲鳴と共に、私の体は反転する。先程までの綺麗なお月様が見えなくなる代わりに、深夜だというのに車の往来がそこそこ激しいアスファルトが見えた。
ーー1時間と少し前ーー
貴「なんか最近室内のお仕事多くない？」
カ「うごきにくいからあまりすきじゃないです…
れおんもつれてこれませんし」
レ「んなこと言ったって、大体お偉いさんの集まりには輩が集まるし、わざわざ屋外でやんねぇだろ」
シ「チッ！テレビ電話で済ませればいいものを…こうして集まることによって僕たちがどれほど迷惑を被っていると…」
ワ「まぁまぁ、実際に会った方が身に付けたものも自慢しやすいでしょう？よく知りませんけど、そういうことなんじゃないですか？」
ナ「何はともあレ、面倒なことに変わりはないヨ。今回だって地上60階のビルの最上階でショ？なんで自分たちが狙われてるって分かってるのにわざわざ逃げ場がないところを選ぶんだろうネ？」
みんなで文句を言っていれば、続々と着飾った紳士淑女の皆様が集まる。黒い軍服なんて目立つけど、制服だからしょうがない。
適当に会場をふらふらと歩き回って、怪しい人がいないか探す。と、早速会場の中央から銃声が一発、二発、三発。
「この部屋から出るな！お前らは黙って人質になってろ！」
テーブルの上に立った大男が声を張り上げる。
仲間かな？8人くらいがそいつの周りに集まった。めんどくさいな…数が地味に多い…。会場は広いけど、戦いに十分な広さじゃない。この状況で誰か1人でも怪我すれば、文句を言われるのは私達だし…。
レ「まぁまぁ、落ち着け。ここでお主らが暴れたところで得られるものは少ないじゃろ。ほれ、今なら見逃してやらんこともない。銃を捨ててお引き取り願おうか」
「うるせぇ！だいたい誰だお前！ジジイみたいな喋り方しやがって！」
レ「チッ、テメェの方こそうるっせぇんだよ。さっさと
うわぁ…レイにぃ機嫌悪…。
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ラヴィ(プロフ) - AYさん» ありがとうございます！正直ネタ切れなんでリクエストあったら教えてください！私ができる限りにはなりますが実現させるので！ (2020年5月14日 2時) (
レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
AY - 待ってました！これからも更新頑張ってくださいね♪ (2020年5月13日 8時) (レス) id: b293a3810d (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - モフレさん» ありがとうございます！モフレ様もお体に気をつけてください！ (2020年3月19日 1時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
モフレ(プロフ) - 初コメ失礼します…！このお話好きすぎて何回も最初から読み返してます……！お体に気をつけて頑張ってください！応援してます (2020年3月18日 21時) (レス) id: ac508ad555 (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - 宵城さん» ありがとうございます！ゆっくりですがしっかり更新していきます！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バレーノ | 作成日時：2019年10月27日 8時
