もしもの話 1 ページ15
No side
シ「ふむ、もう直ぐ一年か」
貴「なにが？」
ネテロに訓練じゃ！と遺跡に取り残された6人。目的地へ向かって進む間、シュウがポツリと呟いた。
シ「僕たちがこの世界に来てからだよ」
カ「もうそんなにたつんですか」
ワ「半年後にはハンター試験もありますよね」
ナ「対人訓練ももうすぐ始めるって言ってたヨ」
レ「いよいよ人を殺すことになるかもな」
貴「ん〜…それは、ちょっとやだなぁ…」
戻れなくなりそうで、最後の一言は他の5人には聞こえたのだろうか。
遺跡の最深部へ辿り着くと、そこにはかつて教会として使われていた様な立派な祭壇と、その奥の壁に大きな金色のリングが取り付けられているのが見えた。
貴「あの輪っか、なんだろ？」
ナ「分からなイ。宗教的な物なのかナ？」
シ「『神からの贈り物に感謝を』、か。
いかにも教典らしい一節だね」
ワ「凄いですね。こんなに細い輪に文字を刻むなんて」
カ「『きよう』なひとだったんですね」
レ「そういう話じゃねぇと思うけどなぁ…」
6人が輪に近付き、セイラが触れると、輪が輝き始めた。
貴「え⁉ちょっ、どういうこと⁉」
シ「セイラ！何をした⁉」
貴「ちょっとオーラ流してみただけ！」
ワ「なんか、ゲートみたいになってませんか？」
レ「は？」
ワタルが言い終わるや否や、6人はシャボン玉の膜を張ったような輪に引き摺り込まれた。
何も見えない空間の中、不思議と懐かしさを感じた。
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ラヴィ(プロフ) - AYさん» ありがとうございます！正直ネタ切れなんでリクエストあったら教えてください！私ができる限りにはなりますが実現させるので！ (2020年5月14日 2時) (
レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
AY - 待ってました！これからも更新頑張ってくださいね♪ (2020年5月13日 8時) (レス) id: b293a3810d (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - モフレさん» ありがとうございます！モフレ様もお体に気をつけてください！ (2020年3月19日 1時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
モフレ(プロフ) - 初コメ失礼します…！このお話好きすぎて何回も最初から読み返してます……！お体に気をつけて頑張ってください！応援してます (2020年3月18日 21時) (レス) id: ac508ad555 (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - 宵城さん» ありがとうございます！ゆっくりですがしっかり更新していきます！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バレーノ | 作成日時：2019年10月27日 8時
