エージェントって何ですかー? ページ11
「えーじぇんと…あいつのこーどねーむか」(発音下手くそ)
『…もうちょっとマシな発音出来ないんですか』
「無理」(即答)
『えぇ……』(困惑)
「スパイとかしてるイメージあるな、えーじぇんとって」
『agent、ですね。スパイの人の事も言いますし「代理人」の意味もあります』
「うわ発音うめぇ」(驚愕)
『あの方のコードネームは、恐らく代理人という意味でのエージェントかと』
「やっぱり復讐の代理人だしな。…でもさ」
『はい…?』(首かしげ)
「あいつ「代理人」っていうか「代行者」じゃね…?」
『どちらも似たような意味ですがね。まぁ1つ大きな違いがあります』
「代行者の方が強そうっていうか、なんか…すごそう」(小並感)
『…まぁ代行者は代理人と比べて、より重要な事柄を代わる時に言うイメージもありますし、あながち間違ってもいませんがね、その言い方』
「よく分からんが、まぁそーなのか」
『違いをきちんと説明すれば…「自分の意思で動けるかどうか」です』
「……。…は…?」(理解不能)
『あの復讐のお店で例えてみましょうか。
代理人の場合は、どうやって復讐するか。まぁ…良くない言い方をしてしまえば…「依頼された相手をどうやって殺めるか」というのは、代理人本人が決める事が出来ます』
「……。…おー…」(理解出来てない)
『代行者の場合、代行者本人の意思では動けません。
「依頼された相手をどうやって殺めるか」というのは、依頼人に聞き…依頼人に言われた通りにしか動けないのです』
「…なるほど全然分からん」
『…えぇ…』(また困惑)
「……うん」(適当)
『…僕も気になりますがね。なんであの方は「代行者」なのにコードネームの意味は「代理人」なのか』
「…あーそれはな、正直に言っちゃえば……」
『…?』(はて)
「代行者って意味の英語とかが、調べても出てこなかったからさ」
『えぇ……』(困惑)
「お前今回で3回困惑してるのな」(くすっ)
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作者名:黒夜 緑 | 作成日時:2018年8月22日 1時