Story3『再開3』 ページ3
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高「笠松さんが妖夢ねぇ……あ、次俺言って良いっすか?」
何か感慨深いような表情をしながら次に正体を明かしたいと名乗り出た。
前世で《魂魄妖夢》と深い関わりを持つのか…それとも顔見知り程度なのか…それは聞いてみるまではわからない。
氷「…これは最後にはなりたくないね」
黒「まぁ最後は一番プレッシャー的なものがありますからね…精神的に。」
そう。
最後に正体を明かす人が事故ったら必然的に今吉に笑いものにされるだろう。そんなことになったらキレない自信が無い。
だからと言って正体を明かしていない組でコソコソと話していたらもっと危ない。
…そんな事を思われている程に信用がない今吉は今黒子達に何を思われてるかなんて知らない。
いや、勘づいてはいるかもしれないが。
高「そんじゃ、俺の前世は…
《霧雨魔理沙》っす」
桜「あぁ…はい。何となく気づいてました。」
黛「…というかまさかだとは思うが…桜井の前世って《博麗霊夢》か?」
高尾が正体を明かしてから10秒も立たぬうちに黛が桜井の前世で思い当たる名前を言った。
桜「えっ…なんでわかっ…あ、」
そりゃあいきなり当てられたら吃驚もするだろう。しかも桜井は嘘が苦手で顔に出やすい。
直ぐに何でもかんでも謝っている現世と無気力でやる気があまり出ず、厳しめな言葉を投げかけやすい前世とは全くの正反対と言えるのに何故分かったのか…今の桜井にはその考えしかなかった。
火「桜井…説明よろしくな」
何処か遠い目をしながらそう言った火神。
桜「はい……えっと、僕の前世は《博麗霊夢』です。正直言ってすいません。《博麗霊夢》の現世が僕で本当にすいません。もう本当こんな僕が生きてていいのかって言うくらいにすいません。」
見事にネガティブな発言しかしない桜井。
だが今吉はその発言をしている桜井に近づいたら色々危ないと言うことを身をもってして体験しているので止めることはしない。(黒バスNG集参照)
笠「…確かに驚いたりはしたが…逆に現世では結構親しみやすさは前世より出てるんじゃないか?
それ考えたら別に良いだろ」
高「そうそうwww俺も前世とは大分…うん、変わってる筈だから大丈夫だってw」
優しさってすごい…By桜井
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作者名:さくや | 作成日時:2019年10月6日 15時