第30話~送ってやる~ ページ34
(人1)視点
小塚「もうそろそろ帰らないとね」
外を見ると空は真っ暗だった。
黒木「……アーヤ、俺お前の家と近いし送って行こうか?」
彩ちゃんはビックリして手を止めていた。
そして、唖然と黒木くんを見ている。
もちろん、若武くんもそして私も、唖然として黒木くんを見ていた。
小塚くんの眼なんて、これ以上丸くなれないほど丸かった。
黒木くんは手早く自分のバックを持つと、私の方を見つめた。
……ん?私?
黒木「(人2)は、若武と家近いし、送ってもらえよ。じゃ、お先に」
と、彩ちゃんの腕を掴んで行ってしまった。
それを呆然と見ている私達。
その沈黙を破ったのは小塚くんだった。
小塚「(人2)は、若武に送ってもらうの?」
城戸「……へっ?!」
いきなり声をかけられ、変な声が出てしまった。
若武くんも、クスッと笑っていた。
は、恥ずかしい…//
小塚「じゃあ、僕も帰るから。またねっ!」
小塚くんを見送ってから、
若武「送ってってやろうか?」
と、若武くんは得意げに言った。
貴方「だ、大丈夫っ!一人で帰れるから……」
そう言うと、若武くんは少し眉を上げた。
貴方「それに、私を送って行ったら若武くんが遅れちゃうから‥‥」
少し間をおいて、若武くんは私を見据えた。
若武「お前…可愛くねーな…」
え……………。
私は驚いて、突っ立ってしまった。
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幸美シオン - 原作との流れに入れても自然な感じがします!これからも頑張ってください! (2015年11月10日 6時) (レス) id: 5d8807acba (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 面白いです。KZの小説でオリジナルの主人公って少ないのでうれしいです。更新頑張ってください。応援しています!! (2015年10月27日 22時) (レス) id: 7579ab75e5 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - おもしろい (2015年10月26日 16時) (レス) id: 61b8cc2084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無気力 | 作成日時:2015年10月11日 22時