第20.5話~らしくない~ ページ24
上杉視点
若武「じゃ、現場検証はこれで終わり!次は捜査会議だ。特別クラスを使おう。行くぞ」
そう言って、若武は身をひるがえして行ってしまった。
………アイツの性格、分かってるつもりだったんだけどな。
いつも俺達はアイツに振り回されてばかりだ。
付いて行こうとすると、誰かが俺の服を引っ張った。
貴方「やられちゃいましたね(ニコッ」
振り向くと、イタズラっぽい笑みを浮かべた城戸がいた。
子供っぽい無邪気な笑顔に『可愛いな』何て思ってしまった。
そして、それを振り切るように、
上杉「え…//あ、あぁ//」
と、返事を返すと反射的に前を向いた。
なんだか顔が熱い。……俺らしくないな。
そう思って、冷静なフリをした。
上杉「俺は、そういう風に相手をそそのかしちまうアイツにすごく興味があるよ。
もっとも、アイツのことだから、計算なんてもんじゃなく、感覚なんだろうけどさ」
早口になった気がするが、城戸は気づいていないようだ。
でも、これは素直な気持ち。俺ってこんなに正直者だったか?
すると、いきなり城戸が前に来た。
貴方「きっと、魔法なんですよっ!」
城戸が魔法何て言うからびっくりしたが、城戸を見て微笑んだ。
上杉「ピッタリかもしれないな。理不尽でいい言葉だ(ニコッ」
俺の笑みに城戸も少し驚いていたようだ。
若武「おーい!早く来いよー閉めちまうぞー!!」
城戸は急いだように走って行った。
俺も急がねーと…。
なんか、城戸といると調子狂うな…。
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幸美シオン - 原作との流れに入れても自然な感じがします!これからも頑張ってください! (2015年11月10日 6時) (レス) id: 5d8807acba (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 面白いです。KZの小説でオリジナルの主人公って少ないのでうれしいです。更新頑張ってください。応援しています!! (2015年10月27日 22時) (レス) id: 7579ab75e5 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - おもしろい (2015年10月26日 16時) (レス) id: 61b8cc2084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無気力 | 作成日時:2015年10月11日 22時