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結局、3日間眠ったままやった。
心配で付きっきりで、
休め！って追い出されそうになったこともある。
それでもずっと付きっきりやった。
心配やもん。
『ん………まる、ちゃん…？』
目が覚めた時、ほんまは大倉におってほしかったよな、
ごめんな。
こんなネガティブな自分自身に嫌悪感を抱きながらも、
ナースコールのボタンを押して先生を呼んだ。
『絶対安静やって』
「おん」
『ずっと居てくれたん？』
「おん」
『ありがとう』
それからも俺は心配で、病院に泊まりっぱなしやった。
けど俺の心配を他所に、Aの体調はみるみる復活していった。
『もう元気！』
「ほんま、無理したらあかんで？」
『平気やって！』
この日、俺と大倉は午後から登校することにした。
2週間ぶりの登校。
俺と大倉は学校の最寄りまで電車に乗った。
「A、大丈夫かな」
大「平気やろ」
「…ほんまは心配なんやろ？」
大「…まる、俺さ」
大倉が口を開き、俺もそれに耳を傾ける。
大「…どうしても、気になる子がおる」
「…は？」
大「それを、Aにも伝えた」
「…いつ」
大「……少し、前」
絶対、Aの突然の体調不良はこいつのせいや。
「…ごめん、俺次の駅から歩いてく」
大「うん…ごめん」
大倉、Aにはお前がおらなあかんねん。
絶対、お前やないとあかんねん。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年6月19日 20時
