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ゆ「Aちゃーん、今日飲み行かない?」

『え!ゆりなさん?!』

ゆ「ん?予定ある?」

『え、いや…その…まさか誘って貰えると思わなくて…』

ゆ「全然誘うよ笑」

横「ゆりなー、ヒナ無理やって〜」


うわー、この2人並ぶとすごいな…。


ゆ「Aちゃんも予定あるみたい」

横「ほな2人で行こか」

ゆ「ん、そだね」

『あの、また今度私から誘います…!』

ゆ「うん!行こ行こ!」


大きく一礼して、

急いでエレベーターで下に降りる。


ビルから出て、最初に見つけた背中。


『お待たせしました!』

村「おぉ」


なんとなく、顔が熱くなる感覚があった。


『えっと、このあとは…』

村「あーその、特に予定立ててないねん」

『そうなんですね』

村「どっか店入る?」

『村上さんのおすすめのとこ行きたいです』

村「ん、了解」


そのまま少し歩いたところの居酒屋に入る。


村「ごめんな、オシャレなお店連れて来れんくて」

『全然!逆に居酒屋とかの方が落ち着いて好きですよ^^*』


飲み始めて、2人ともいい感じに酔っ払って店を出る。


『は〜〜、楽しかった〜〜』

村「真っ直ぐ歩けや〜笑」


たまに肩がぶつかりそうになって、

その度に反対方向へ傾く。


村「ほら、帰んで」

『やだー、帰らないー』

村「……俺ん家来る?」

『…行く』


そこからの記憶はあんまりなくて、

でも、お酒のせいか何のせいか、

ずっとふわふわしてた。



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作者名:ゆりかご | 作成日時:2021年8月31日 5時

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