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大倉side
笹「忠義〜」
甘い香りと、寒気がするほどの猫なで声。
「…もう、ええかな」
笹「…なにが〜？」
しらばっくれて。
いい加減にして欲しい。
「俺らっていつから付き合ってるん」
笹「えー？もう2ヶ月くらい」
まぁ、このことに関しては俺も悪い。
「……1回寝ただけやん」
これだけやとほんまにクズやんな。
いや、クズなことに変わりはないと思うけど。
俺はクズや。
笹「忠義、可愛かったなあ…ベタベタ甘えてきて…」
「…好きな子おるって言うたよな？」
ﾊﾞﾝｯ
浅山さんよりはマシ…
マシ…なんかな…？
笹「私と忠義はお互い好き同士で付き合ってるの。」
なんで俺はこんな子ばっかり…。
会わなければええ話やねんけどな、
けどそれだけちゃうねん。
〜〜〜〜〜
笹〈会ってくれなきゃ死ぬから〉
笹〈電話出てよ〉
笹「私〜、忠義と付き合ってるんだ〜♡」
〜〜〜〜〜
笹「あ、夏休み行きたいとこ決めたんだ〜」
夏休みか。
早いな。
〜〜〜〜〜
「梅雨明けになってまうけど…」
〜〜〜〜〜
もうさすがに覚えてへんか…笑。
てか、もうそんな関係でもないしな。
笹「この近くでホテル取ってさ〜」
この子が飽きてくれるまで、
それまで我慢すればええんや。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年5月23日 2時
