君をこの手で包みたい.3 (ページ12)

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『別にいいってば…』

錦「ええねん。俺も行きたい」

私が東京に帰ると言ったら、

亮も着いてくると。

ただ土日が両方予定が空いてたから、

優ちゃんに会いに行こうと思っただけなのに…。

丸「東京かあ。ええなあ」

安「なに～？帰るん？」

『うん。予定空いたから、久しぶりに顔出そうと思って』

大倉くんはきっと彼女のところだろう。

2人には、授業のレポートが忙しいって聞いてるけど…。

錦「俺もAん家泊まってええ？」

『それ以外寝泊まりするところ無いでしょ』

錦「ないで？」

安「ほんま仲ええなあ´`*」

章ちゃんはお昼のエビフライをつつきながらそう言った。

丸「お土産待ってんで^^*」

『買ってくるよ～』

東京のお土産か～。

なんだろうなあ。

章ちゃんには割と服を買って帰ることが多い。

錦「Aー、新幹線来たで」

『はーい』

あっという間に週末になり、

私たちは新大阪駅から新幹線に乗った。

『沖縄のお店行きたい』

錦「俺ら今東京向かってんねんで？」

『えー、あるじゃん有楽町に』

錦「えー行くん？」

『やだ？』

錦「ええで」

亮は文句はいいつつも、

結局着いてきてくれるところが優しい。

錦「ほなあそこも行こうや」

『どこ？』

錦「唐揚げのとこ」

『あー、いいよいいよ。行こう』

なんか、優ちゃんに会いに行くって言うよりも、

観光の方が勝ってるかもしれない笑。

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