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『ね、すぅくん。』

渋「あー?」

『ゲーム勝負しよ』

渋「えー、お前弱いからなあ。」


と言いながらもリモコンを持ってきて、

俺赤いのな、とか言ってる。


渋「お前また恐竜やん」

『えー?いいじゃん恐竜。』

渋「弱そうな恐竜やな笑」


ぽん、と優しく頭を撫でるから、

何かのスイッチを押されたように顔が赤くなる。


母「それ終わったらそろそろ帰りやー?ママ心配するでー?」

と「Aの家はママよりもパパやろ笑」

『パパ今日残業だから平気ー』

渋「でもこれ終わったら帰りや。危ないし」


結局2回目までゲームをしてから辞める。


渋「外の風浴びるついでにアホ送ってくるわー」

『アホ言うな!!』

母「気ぃつけや〜」


そう言ってすぅくんと2人で家を出れば、

私の家と逆の方向に歩き始める。


渋「なーんか」

『ん?』

渋「…お前は高校生なんやなあって」

『そうやで?』

渋「ガキやな。」

『は?』


うそうそ、と口を大きく開けて笑うすぅくん。


渋「いつまでもガキのままでおってな。」

『ガキ言うな〜、ん…』

渋「…ガキに手出してる俺もあかんか?」

『あかんく…ない…』


触れる程度のキス。


渋「なんちゅう顔してんねん。」

『ん……っん…』


今度は、深い深い、

大人なキス。



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作者名:ゆりかご | 作成日時:2021年2月15日 3時

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