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『柚葉は好きな人とかいないの？』
柚「なに急に笑」
不意に気になっただけです。
『私恋愛経験ないから。みんなどんな恋愛してるのかなーって。』
柚「んー。好きな人はいるけど、滅多に会えないし特になんもないよ、笑」
柚葉が少しだけ頬を赤らめて話す。
いいなぁ。
私も恋愛したいなぁ。
柚「そういえば、路上ライブの件どうなった？」
『あ、うん。お母さんに言ったらやっていいって』
柚「よかったじゃん！」
『それで…柚葉』
柚「ん？」
『カメラマンとか、色々手伝ってもらいたいんだけど…』
友達にこんなお願いするの初めてだ。
柚「うん！協力させて！」
柚葉の眩しい笑顔が輝く。
『ありがとう』
柚「いつからやる？」
『今週の土日にやろうと思ってて…』
柚「うん！全然暇！」
緊張するーーっ。
『SNSでもライブ配信とか、宣伝とかしたくて』
柚「うんうん。」
『あと…SNSでライブとかも声掛けられてて』
柚「すごいじゃん！」
本当にありがたいお話。
柚「あ、新しいシングル買った？」
『買った買った！まるちゃんのビジュ良かったよね〜〜』
柚「わかるー！」
しょうちゃんも相変わらず良かったけどね٩( ᐛ )و
『歌詞も良かったしさー ♪ 』
柚「わかるわかる！」
海「あの…」
あ、この子。
同じクラスの可愛い子。
いつも1人だよな〜。
名前はたしか…
『
柚「どうかした？」
海「私、海に月って書いてくらげって読むんです…」
あ、間違えちゃった。
『海月ちゃん、どうしたの？』
海「新しい曲聴きました！すごい良くって…」
柚「わかるわかる！」
『誰が好きなのー？』
海「あのっ、違くて…Aちゃんの…」
へ？
『私の…？』
海「Aちゃんの新しい曲、聴きました…」
わー！聴いてくれてるんだ！
『ありがとう^^*』
こうやって色んな人が聴いてくれるようになったらいいなぁ。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年1月2日 2時
