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吉「みんな」
『あの…私…』
真「びっくりしたー。海月が部屋来たと思ったら飯島ちゃんが出てったって言うから…」
海「私がすぐ追いかけたら良かったんだけど……」
柚「なんか騒がしいから電話切って来ちゃったよ」
みんな、こんな心配してくれたんだ。
『ごめ、なさい…(泣)』
海「Aちゃんが無事なら良かったです^^*」
柚「ほんと、良かった」
真「でも俺が1番びっくりしたのは、海月の話聞いて即座に吉良が飛び出したことだけどな。」
『え…?…グスッ…』
海「そうなんですよ!脱衣所にいたのに、服持って部屋飛び出して、走りながら服着てました」
柚「吉良くんの後ろ走ってたけどシャンプーのいい匂いしたよ」
その話を聞いて吉良くんの方を見る。
吉「もうみんな、ほんと…やめて…/////」
そこには耳まで真っ赤の吉良くんがいた。
吉「…ちょー心配した」
『…ごめんなさい』
そう話すと、みんなでぞろぞろと部屋に戻り始めた。
吉「ネックレス、見つかった?」
吉良くん、知ってたんだ。
『うん。大事な人からもらったもので、どうしても見つけたくて…』
吉「…それ知ってたから、なくなったの気付いても言わなかった…僕ちょー性格悪いよね」
なにそれ。
『……吉良くん』
吉「ここ、女子フロアでしょ?先生来る前に部屋戻りな」
あーあ、ちゃんと話せなかったな。
柚「A」
『柚葉、本当にごめんね。』
海月ちゃんは真緒くんともうちょっとフラフラするらしい。
柚「…私に隠してる事ない?」
『っ…』
柚葉、鋭いな。
柚「…ない?」
『………あります…』
柚「嫌じゃなかったら話して」
柚葉がすばるくんとの事を話してくれたように、
私も安田さんのことを話す。
柚「それってさ…」
『…私…アイドルじゃなくて…恋愛感情の好きになってるんだと思う…』
柚「…まぁいいと思うよ。私はね」
ピコンっと音を立てて柚葉のスマホが鳴る。
柚「もし次会ったらちゃんと話しなね」
『…うん』
安田さん、きっともっと怒るよな。
ネックレス見つかったけど、
1回失くした挙句壊したんだから。
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作者名:ゆりかご | 作成日時:2021年1月2日 2時