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先「しおり係は今日の放課後から作業するようになー」
先生のこの言葉と
真「飯島ちゃんと吉良2人で出した!海月ー!帰ろー!」
真緒くんのこの一言で始まった。
吉「本持ってきたよ」
『ありがとう』
2人並んで図書室で作業をする。
吉「にしても、真緒ほんとに二階堂さんのこと好きだよねー」
『あ、やっぱりそうなの?』
吉「うん。普通に女の子として好きみたいよ?」
みんな恋愛してるんだなー。
『あの…』
吉「ん?あぁ、吉良でいいよ。」
『吉良くんは彼女とかいないの?』
吉「いないなー笑。好きな子はいるよー」
『えー!意外!モテそうなのにー』
彼女いない時間の方が短そうなのに(失礼)
『吉良くんに想ってもらえる女の子は幸せだね』
吉「そうかな?笑」
そりゃこんなイケメンに想われたらキュンキュンだよ。
吉「Aちゃん、歌上手だよね」
『へ?!』
うそ、知られてるの?
吉「あーっと、真緒に教えてもらって、そのあとたまたまライブしてるの見かけた」
『真緒くんまで…?』
吉「真緒は多分二階堂さんからだよ笑」
えー、嬉しいような恥ずかしいような。
吉「まぁでも真緒は、教えてもらったと言うより無理やり見たとかの方が近いかな…笑」
『ですよね…笑』
でもやっぱり嬉しい方が勝つな。
『ありがとうございます…』
吉「いやいや笑。ほんとにすごいよ」
『もし!次ライブ来てくれたり、見かけたりしたら声掛けてほしいな…なんて…笑』
吉「…うん。絶対かける。」
窓風に乗ってプールの匂いがして、
その風に吹かれて吉良くんの前髪が揺れた。
吉「やろっか」
『うん』
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作者名:ゆりかご | 作成日時:2021年1月2日 2時