第48話 ページ49
私は
今ここに居る
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貴「亮…」
亮「違うｯ、これじゃあいつ等を徹底的に潰せない…どうすればいいんだｯ、」
目の前に映る悲しき光景
やさしく大きな手はだんだんと骨が浮きで
まるで雪の様に白く艶やかだった肌は荒れて
推奨のように輝いた眼は光も入っておらず憎しみと怨念の混じり濁っている
昔の弟の面影なんてまったくなかった
亮、やめて
怖いよ
亮
亮…
お願い神よ
私にもう一度だけ、力をください
’’お前は一度命を手放そうとした、この世界には居たくなかったんだろう？なぜそこまでして必死になるのだ,,
後ろから突然聞こえた声、
振り返ってみると
暗闇の中に立つ白い光
その中には一人の少女
幼貴「あんた、自分が何されたか覚えてんの、正気？」
貴「私は、確かに一度逃げた…けど！これ以上姉として、弟が苦しむのを見たくはないのｯ！」
幼貴「一度逃げた弱虫がいまさら戻ったところで何ができる」
いきなり掴み掛かって私に馬乗りしてきた彼女
幼貴「私はあなたが嫌いよｯ、弱虫なアンタが大嫌いｯ」
貴「くｯ…」
首が絞まり酸素がうまく回らないのがわかる
幼貴「それで亮を守れると思ってるの、甘ちゃんもほどほどにしろよｯ!?」
この子が放つ言葉一つ一つに重みを感じる
貴「がはｯ…じ、じゃあ…貴方、は 何故…
そんなに悲しそうな顔するの…？」
幼貴「!!?」
そう、暗くてよくわからなかったけど
先ほどから頬に落ちてくる冷たい雫は多分この子のだ
メンバーは家族同然のようなもので
亮にとってもそれは同じ気持ちだと思う
ああ、私今まで何を迷っていたんだろう
確かにこの子の言うとおりこのままお母さんお父さんのところへ行ったほうが幸せなのかもしれない…けど
貴「ごめんね、」
私は小さい彼女を、強いようで弱い彼女をゆっくりと抱きしめた
暗闇は溶けて
眩い光が私を包んだ
私はもう後悔しない
私が今やるべき事は
亮、貴方を助ける事
貴「亮…」
視界いっぱいに広がる驚いた表情の亮
亮「姉貴…!!!」
お母さんお父さん、私まだそっちに逝けないや
貴「ただいま、亮」
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小森リンゴ - 凄く感動します！更新待ってます！頑張ってください！ (2018年3月31日 14時) (
レス) id: b41e986af5 (このIDを非表示/違反報告)
喰種姫 - ちょー続き気になります...更新頑張ってください！ (2018年3月27日 16時) (レス) id: 4980fdb9f5 (このIDを非表示/違反報告)
えりな(プロフ) - 続きが気になります次の投稿待ってます頑張ってください応援しています (2018年3月27日 15時) (レス) id: 7f525f8379 (このIDを非表示/違反報告)
reo sano - ウ"ァンパイヤでした。 (2018年3月4日 13時) (レス) id: c9f3e49afd (このIDを非表示/違反報告)
reo sano - yukiさん、GENEのバンパイアの作品にもコメントしてましたね!GENE好きですか?(*^^*) (2018年3月3日 16時) (レス) id: c9f3e49afd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RAMNE x他1人 | 作成日時：2017年7月29日 14時
