ねぇ、なんでよ……「3年A組」stage3

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先生はある動画を見せてくれる









柊「これは、景山が当日になくなった映像だ。」








私たちはそれを必死に見る






そこにはれいなが映っていた





あたりまえ、か……



その内容はフェイク動画の犯人に会ってくる、とのことで、その犯人がどうやらやっぱりこの学校の教師のことのようだ。





武智、大和……でしょ？






柊「……そして、これが昨日、マインドボイスに流れた動画だ。」






その動画はビルに入っていく女子と男性。




そしてそのあと、逃げるように男性はビルから走って抜け出し、そのあとに救急車が来ていた。






その動画を先生は途中で止め、女子を拡大する





鞄を先生の細くて長い指で指すので、目を凝らして見てみると、Reina kageyamaの文字が。





柊「そして、茅野。このキーホルダー、見覚えがないか？」









茅野さんは渋々頷いた







茅野「……それは、前に私がプレゼントしたやつ、です……。」









なんか、茅野さん、もどかしくない……？








もしかして、茅野さん、何か知ってるの……？









柊「……なら、この女子高生徒は、景山澪奈で間違いないだろう。」







みんなが口々にこの人が犯人だという。







でも、ちがう。







ぜったい、ちがう。








だって……武智大和は……









私「……ちがう。」







茅野「……そんなのありえない……！」







私と茅野さんの発言が重なる。






みんなは私たちを交互に見る









唯月「Aなにか、知ってるの……？」








私「あ…………いや、別に」






武智大和は、私の父様の“駒“であって、







父様があんなわかりやくバレるようなことはしない






ましてや、あんなわかりやすく防犯カメラがあるとこなんて選ぶはずがない






調べるはず、あの人なら。









つまり、あれは武智大和じゃない。








全てはあの、父様の部屋でやってるんだから……

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