ねぇ、なんでよ……「3年A組」stage2 (ページ48)

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あれ、茅野さんもどこいったんだろ……？

唯月「どうかした？」

私「……ううん！」

まぁ、いいか。

ガラッ

柊「そろそろ、時間だな」

パソコンを机におき、黒板にみんながフェイク動画を依頼した犯人をみる

柊「……ほぉ……。お前らの本命は坪井先生か。

……そう言えばお前の投稿した動画見たよ。ネットで凄い反響だったな」

涼音「……。」

唯月「動画って何？」

そう唯月が言うと、柊先生は涼音がうつってる動画の再生ボタンを押す

涼音「3年A組元水泳部の水越涼音です。

私は水泳部の顧問、坪井先生にセクハラとパワハラを受けました。

フェイク動画を撮ったのは、坪井先生に違いありません。」

柊「この動画を見たら、みんな坪井先生が犯人だと思うだろうな……」

真壁「なんでこんなことを……。」

涼音「……別に嘘ついたわけじゃないし！私は自分の意見を述べただけ！！それの何がいけないの？」

私「ちょっと待ってよ……！坪井先生は何も悪くないよ……！

本当は……！！」

過去

坪井「このことは……水越には伝えないでくれ……。」

私「なんでですか？！涼音はきっと今も誤解したまま悲しんでます！」

茅野「先生の意見に私も反対です！！水越さんに伝えるべきです！」

坪井「……でもなぁ……。」

私「もしかしたら、涼音に憎まれたりするのかもしれないんですよ？」

坪井「憎まれてもいい……。」

え？

私「え……？」

坪井「俺は……水越憎まれて当然のことをしたんだ。覚悟はとうに出来ている。」

坪井「俺が、こんなくらいしか、アイツは諦めてくれそうになかった」

茅野・私「…………。」

現在

涼音「本当は……何？」

私「っ……。」

柊「……まぁ、ネットじゃ、坪井先生のバッシングで溢れてるよ」

涼音「……いい気味。」